今週の広東ローカルニュースを紹介

広東省のタオバオ新規出店

コロナ期間中、全国第1位

広州日報の調べで、ECサイト「淘宝(タオバオ)」では今年2月以降、毎日3万を超える新規出店があり、そのうち2割以上がオフライン店舗からの出店であったことがわかった。また、新規出店数及び商品発送件数ともに、広東省が全国第1位であったという。

ソーシャルアプリ「微信(Wechat)」の「小程序(ミニプログラム)」では、野菜、果物、肉類、卵、食用油などの食品や生活用品が最もよく売れており、ミニプログラムから家庭向けに提供するサービスも急速に発展している。

また、オンライン店舗に対して行った訪問調査によると、コロナウイルスの影響でオンラインとオフラインの融合が加速したが、オンラインの販売コストが高く、顧客獲得費用はオフライン店舗の10倍もかかるという。中国国内の状況が変化するにつれ、企業はオンライン営業をどう継続するかが鍵になると業界関係者は語る。(3月18日)


花都で49工事計画

640億元を投資

広州市人民政府は3月17日(火)、花都区で「2020年重点プロジェクト集中署名及び着手イベント新聞通気会」を開催した。「通気会」では、会場に大型スクリーンが設置され、5G技術を用いたウェブ動画を通じて、30プロジェクトの契約署名、19プロジェクトの着手が実施された。

49のプロジェクトには5G技術創新、ハイテク製造、粤港澳大湾区の合作、空路と鉄道の融合、金融改革、コロナ対策保障等の領域が含まれる。花都区空港委員会主任の李彤主任は、現在空港周辺の21の村で立退き及び解体工事を行っている。また、「広州北」駅東広場にT4ビルを建設し、白雲国際空港とシームレスに繋がる専用路線を建設予定だという。(3月18日)


深セン市の卸売市場

復旧と防疫について

深セン晩報は3月18日(水)、深セン市福田区の「福田農産物卸売市場」を訪れ、同市場の復旧状況と防疫措置について報告した。

市場内の復旧率は90%を誇り、各年齢層の客が訪れるなど、市民の日常生活が正常に戻りつつあることを示している。出入り口では、従業員が訪れた客の体温をチェック。同時に1日1回の掃除を徹底し、側溝や壁などの隠れた場所には、週2回の消毒を行っているという。また生鮮エリアでは生きている家禽や野生動物の販売および加工を全面的に禁止し、全仕入れルートの正規認証が必要だとしている。(3月18日)


広州図書館、入館再開へ

すべての書籍、三度消毒

広州図書館が3月14日(土)より、入館を再開。新型コロナウイルス予防抑制微信アプリ「穂康」の登録コード、14日間行動記録および予約コードを提出し、2回の体温検査で異常がなければ入館できる。

再開当日、利用者はあまり多くなく、閲覧室の座席は一定の間隔を保たれながら、利用された。また、館内の換気を十分に行うため、メインホール東門と西門および24カ所の自動天窓を時間ごとに開いていた。同図書館館長は「当面は日々3000人(午前1500人、午後1500人)の入場者制限を実施。同時に館内の入場者数を500人以内とし、新型コロナウイルスの感染状況に応じて調整していく」と語る。(3月16日)


深セン、第一四半期プロジェクト

空港滑走路を拡張

深セン晩報によると、深セン市は3月17日(火)から、155項目に上る「2020年第一四半期(1~3月)新プロジェクト」を始動。総投資1842・6億元、本年度の投資額は364億元に達することがわかった。

同プロジェクトの中で注目されているのが、深セン空港の第三滑走路の拡張工事だ。国家発展改革委員会の報告によると総投資額は123・3億元にのぼり、完成後は空港利用者数が8000万人、貨物輸送量を260万㌧にすることを目指している。

また、そのほかにもグレータベイエリア事業の推進、先行モデル区建設および展開も同プロジェクトの重要な項目であるという。(3月18日)

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