万能食材のラッカセイ
酒のつまみやおやつ、前菜にも登場するラッカセイ。
炒ったり揚げたりしたものを食すほか、
サラダ油やマーガリンなどの原料に用いられる。
ラッカセイは、オレイン酸やリノール酸などの
不飽和脂肪酸を豊富に含むため、
悪玉コレステロールを減らし、
生活習慣病対策に効果を発揮するという。
また、ビタミンB・E、食物繊維、葉酸、カルシウムも含んでいるので、
便秘改善や美肌づくりにも一役買う。
中国でラッカセイは、「長生果」と呼ばれ、不老長寿を象徴する。
それは、脳の老化予防や
成長期の子どもの骨格形成を助ける働きによるという。
そのほか、むくみ改善や血を補う作用も期待されるので、
女性にオススメなのだとか。
さらに「吉兆」として、婚礼や出産、事業の成功祈願など、
祝い事に用いられるようだ。
中国でポピュラーな前菜「老酢花生米」は、
油で揚げたラッカセイに刻みネギ、
干し豆腐を混ぜ、香酢、砂糖、ゴマ油、醤油で味を調整してできあがり。
ただし、高タンパク、高脂肪の食材なので、
胃腸が弱い人や糖尿病の人を始め、
痛風や胆嚢疾患のある人は控えめに。
身体づくりに必要な栄養素を豊富に含む、ラッカセイ。
おやつやおつまみで取り入れ、
若く健康的な身体を維持しよう。
~広東ジャピオン2014年10月27日号