春のタケノコダイエット
日本や中国で、春の野菜として欠かせないタケノコ。
日本では、『古事記』のイザナギ神話に登場し、
俳句・短歌では春の季語に用いられる。
古くから日本人に愛され、現代でも行楽としてタケノコ掘りを楽しむ人は多い。
タケノコは、タンパク質と食物繊維を多く含む。
このため、便秘の改善はもちろん、大腸がんの予防にも効果的だという。
また、食物繊維は胃に入ると膨張するため、満腹感を得やすい。
さらに、コレステロール排出に優れることから、
食事にうまく取り入れればダイエット効果も期待できる。
タケノコは、日本ではよく煮物料理に利用されるが、
中国では炒めて調理されることが多い。
その1つとして、中国家庭料理に「タケノコと豚肉のあんかけ」がある。
作り方は、タケノコ100㌘と、豚肉150㌘をそれぞれ千切りにし、
塩を少量加えて炒める。
これに、水溶き片栗粉で鶏ガラスープにとろみをつけ、
クコの実を加えた中華風あんをかけて完成。
ただし、中国医学では、タケノコは身体を冷やすと考えられているため、
お腹が冷えやすく、下痢になりやすい人は食べ過ぎに注意。
カリウムも豊富で、カロリーが低いタケノコ。
ダイエット中の人は、ぜひ食事に取り入れてみよう。
~広東ジャピオン2014年3月3日号