風邪予防と美容にイチゴ
デザートとして、生で食べる以外に、ジャムやジュースなど、
幅広く加工されるイチゴ。
冬から春にかけてよく出回り、ショートケーキやタルト、大福などにも用いられる。
イチゴ100㌘に含まれるビタミンCは80㍉グラムと、果物の中ではトップレベル。
ビタミンCは、粘膜の抵抗力を上げ、風邪の予防に有効なほか、
肌の新陳代謝を高め、しみや吹き出ものなどの肌トラブルの改善が期待できる。
さらに、利尿作用にも優れ、むくみの緩和にも有効という。
中医学でイチゴは、のどを潤す食物とされ、人前で話すことが多い人や、
声がかれやすい人に好んで食べられる。
また、鼻やのどの癌予防にも効果を発揮するのだとか。
中国でイチゴは、食物繊維を豊富に含んでいるため、
便秘改善を目的に、毎朝ヨーグルトと一緒に食べる習慣があるほか、
神経痛リウマチや痛風などの症状緩和には、
夕食後、ハチミツと一緒に食べるとよいと考えられている。
ただし、お腹を冷やすので、下痢をしやすい人は量を控えよう。
そのほか、ニキビや日焼けをした場所に、イチゴを擦り付ける民間療法もある。
ケーキや和菓子など、スイーツで気軽に取り入れられるイチゴ。
おいしく食べて、美容と健康のいいとこ取りをしよう。
~広東ジャピオン2015年1月26日号