マコモダケでデトックス
タケノコを柔らかくしたような適度な食感と、
ほのかな甘味、ヤングコーンに似た香りのマコモダケ。
日本ではなじみが少ないが、
近年、その栄養価に注目が集まり、茹でたり、炒めたりして食されている。
マコモダケは、食物繊維を豊富に含むほか、
ビタミンB1、リン、カルシウム、鉄などのミネラル、クロロフィルを含む。
これらの成分は、腸内環境を整え、美容の大敵である便秘解消に役立つ。
そのほか、高血圧予防や免疫力・抵抗力を高める働きも期待できる。
中国でマコモダケは、低カロリーで水分が多く、
満腹感を得やすいのでダイエット食材として人気が高い。
さらに、身体に溜まった老廃物や湿気を排出し、お酒を飲むと酒やけを起こす人や、
夏バテしやすい人に有効と言われる。
中国では、豚肉やニンジン、キクラゲ、エビなどと一緒に、炒め物にして食べることが多い。
また、マコモダケを使った前菜「涼拌萵筍」は、
授乳期間中の乳房の痛みの緩和に効くのだとか。
ただし、水分を多く含むため、体力がなく下痢をしやすい人は、食べ過ぎないように。
第6の栄養素・食物繊維を豊富に含むマコモダケ。
体内の老廃物を取り除き、健康的でキレイな身体を目指そう。
~広東ジャピオン2015年5月25日号