麺はモチモチと弾力のあるライスヌードル
中国の〝麺道〟は、ほんま奥深い。
いろいろ食べ歩いてきたけど、食していない麺はまだまだある~。
中国におる間に、すべての麺を食べ尽くす野望を抱いとるんや~。
そんな麺道を極めんとするわてに朗報が。
地下鉄「車公廟」駅付近に「黔派蝦子羊肉粉」
という麺屋があるという情報をキャッチ。
「羊肉粉ってどこの麺や?」と思って調べたら、
貴州の名物であることが判明。
「羊の肉を何時間も煮込んで作ったスープが秘訣」やて?
こりゃ食べなあかんな。
内装は中国伝統建築を思わせるシンプルな造り
早速、レジで看板料理の「羊肉粉」(20元/大碗)と、
貴州の伝統的な小吃「豆腐圓子」(6元)を注文。
待つこと5分、やってきたのはライスヌードルに、
豚ならぬ羊のチャーシューが2~3枚、
そしてパクチーとラージャオが入った麺と、玉子サイズの揚げ物。
「こんな麺やったら、どこでも見かけるやん…」
とがっかりしたんやけど、ひと口食べてみて、いい意味で期待を裏切られたわ。
羊の臭みのないスープは、コクがしっかり出ていて申し分ない。
これにあっさりした羊のチャーシューが、思いのほか上品な一杯に仕上がっとる。
これは飲んだ後、無性に食いたくなるやつやなと確信したで。
一方の「豆腐圓子」は好みが分かれそう…。
シンプルゆえに奥深さが足りない。
付け合わせの大根の漬け物と一緒に食べるとええけど、
中国の漬け物は…と思う人にはオススメでけへんな。
新たな麺と出会い、目標成就に一歩近づいたわ。
さぁ、まだ見ぬ麺を求め、明日も街を散策するで~。
~広東ジャピオン2017年4月15日号~