広東のローカルニュースを紹介

広東省今年の重点項目発表

投資予算7000億元

広東省人民代表大会が1月15日(水)に開催され、発展改革委員会、財政庁、人力資源社会保険庁、生態環境庁の責任者らが記者会見に応じた。広東省は重点項目に対し、今年は昨年よりも500億元多い7000億元を投資する計画だという。

発展改革委員会は、重点項目の1つである交通インフラについて、今年は港粤澳大湾区と外地を結ぶ高鉄(中国新幹線)建設などを重点項目とし、12の新プロジェクトを予定していると発表。財政庁は、減税施策により人々の生活保証や企業の発展を促進し、地方債権発行による有効投資を進める。また、人力資源社会保険庁は、広東省の雇用目標について昨年は110万人であったが、今年は120万人を目指すという。生態環境庁は、大気汚染指数について、昨年は「優良日」が89・7%であったが、今年は92・5%以上にする目標を掲げた。(1月16日)


深セン重点区5G

全域カバー実現

深セン市工業及びデータ化局が1月15日(水)、「2020年工作会議」を開催し、深セン市が推進してきた製造業の高品質・高技術成長について、企業の利益総額が昨年比推定約10%増となることが分かった。深セン市は昨年全国に先駆けて5Gネットワークの導入整備を進め、市内に1万5544基地を建設。重点区域での全域普及を実現し、国内最大のカバー率となった。

同局は今年の実行項目として、「明確な製造業の発展と、産業インフラの向上及び産業チェーンの現代化」、「工業の安定成長」、「新たな支柱となる産業育成」、「エコシステム主導型企業が牽引する産業発展」、「揺るぎない改革開放、マーケティング環境の向上」などの項目を挙げている。(1月16日)


深センの交通運輸計画発表

外環高速一期工事年内完了

「2020年深セン全市交通運輸工作会議」が1月14日(火)に開催され、近距離内陸港や外環高速鉄道一期工事などの計画が明らかになった。深セン市交通運輸局は国際的、現代的な陸海空全方位の総合交通ネットワークを構築し、世界レベルの国際ハブを目指すという。

今年建設予定の高速鉄道は、深茂鉄路の深江区間、深汕高鉄、深恵城際、穂莞深城際空港―前海区間、赣深客専塘厦―深セン北区間快速で、路面電車は3期、4期工事が行われる。高速道路は、外環高速一期工事が今年完成する予定だという。(1月15日)


6500億元を投資

広東省の設計計画

 深セン特区報は1月14日(火)、広東省深セン市から汕尾市間を走る高鉄の路線が追加されると報告。

「広東省2020年重点設計項目計画」の草案によると、先の路線追加のほか深セン市、東莞市、広州市、中山市、江門市を通る「深茂鉄路」や穂莞深城際軌道交通など6500億元を投資し竣工する予定だとしている。同軌道交通は22年、深茂鉄路は24年、同省深セン市から汕尾市の路線は25年にそれぞれ完成見込み。また同草案では深セン市の地下鉄についても触れており2号線「羅湖新秀」駅―「蓮塘」駅や6号線「深セン北」駅―「松崗」駅、8号線「蓮塘」駅―「塩田路」駅などが開通予定だという。(1月15日)


2019年、深センGDP

前年比、6・7%増

深セン市統計局は1月22日(水)、「深セン市2019年経済データ」を発表。2019年の深セン市地区生産総値(地区GDP)が2兆6927・09億元となり、前年に比べ6・7%増加したことがわかった。

同データによると第一産業(農、林、牧、漁業)は25・20億元、第二産業(採掘業)は1兆495・84億元、第三産業は1兆6406・06億元であった。特に注目したいのがインターネット関連の商品の分野で、小売総額が前年より41・4%増、深セン市全体での売上総額は3兆5672・97億元に上った。また税関の発表によると同市の輸出入総額は前年比マイナス0・6%の2兆9773・86億元であった。(1月23日)

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