今週の広東ローカルニュースを紹介

冬季北京オリンピック迫る

氷雪スポーツ熱が上昇

 冬季北京オリンピック開幕が近づき、深センおよび中国中国全土でウインタースポーツ熱がヒートアップしている。ショッピングプラットフォーム京東の「W11」セール販売データによると、ウインタースポーツ関連グッズの売上は、スキーウェアが対昨年比270%増、スキー板は590%増となっており、スキー関連商品の受注が前年比23倍であることがわかった。

中国におけるウインタースポーツ消費の高まりは、政府各層からの優遇政策に依るもので、特に「2022年冬季北京オリンピックのウインタースポーツ発展に関する意見」が発表されると、ウインタースポーツ熱と消費が一層加速したという。

2018年~19年に、中国で氷と雪を旅の目的にする人の数は延べ2億2400万人、産業規模は8000億元に達し、スキー市場が成熟している北米や欧州の一部諸国を上回った。(2021年12月20日)


ユニコーン企業

広州から10社

 広州日報によると、12月20日(月)、「2021グローバルユニコーンリスト」が発表。中国のユニコーン企業の数は世界第2位であったことがわかった。また同リストによると、中国のユニコーン企業で17%(51社)の企業が粤港澳大湾区(グレートベイエリア)に本社があり、うち10社は広州にあるという。

同リストは、1058社、42カ国、221都市のユニコーン企業(2000年以降創業、評価額10億ドル以上の非上場企業)を掲載。その数は昨年から8割増加している。また、新たにランクインした673社で、その中で中国企業は「元気森林(推定950億元)」、「滴滴貨運(推定650億元)」、「衛龍(推定600億元)」などを含む146社であったという。(2021年12月21日)


気温下がり、鍋の季節到来

火鍋調味料市場600億元

広州日報によると、近日、広州市では気温が低下し、自宅で鍋料理を楽しむ人が増えているとう。

昨今の「内食経済」ブームで複合調味料の市場規模は1000億の大台を突破。2016~2019年にかけて、中国の火鍋調味料市場は毎年平均16・06%増加し、2021年には600億元を超えると予測される。

また、火鍋調味料の市場も拡大し、海天味業、加加食品、恒順酢業などの食品会社が次々と参入しており、海天味業は今年1月に9種類の火鍋の素を発売。恒順酢業は四川・重慶の消費者にミートした調味料製造工場を建設予定だという。(12月21日)


坪山から盐田まで10分

坪盐通道、間もなく開通

深セン市交通運輸局は2021年12月20日(月)坪山区、市中心区、盐田区を繋ぐバイパス「坪盐通道」の基本工事が完了したと報告。近日、一般開放され、通行が可能になるという。

坪盐通道は全長11・252㌔。制限速度は80㌔で全6車線となっている。また深セン市で最長を誇る「馬峦山トンネル」が設置されていることも特長だ。

同市交通運輸局関係者は「坪盐通道が開通すれば、坪山区民はわずか10分で盐田区、20分で羅湖区、30分で福田区に到着することが可能となる。今後、坪山区民は市中心へのアクセスがより便利になるであろう」と話していた。(2021年12月21日)


広州市の新規就業者数

目標値を超える31万人

 広州市人力資源と社会保障局(人社局)は12月20日(月)、2021年1月~11月までの広州市新規就業者数が31万2400人であったと発表。この数値は2021年度の目標数値達成率142%で、約6万人ほどの就業困難者の再就職を支援したことになるという。

広州市は2021年、就業優先政策を強化。失業保険、労災保険料率を段階的に下げ、企業負担を軽減。また、17億5100万元にも上る就業補助資金を用意し、のべ94万2100人に支給。さらに20億2800万元にも上る訓練補助金も用意。のべ160万7300人の職業訓練などをサポートしたという。(2021年12月21日)

 

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