今週の広東ローカルニュースを紹介

珠江に架かる橋の名前公募

51万人投票、海心橋に

 広州タワーと海心沙アジア競技大会公園に隣接し、世界で類を見ない斜めアーチ型曲線梁の歩道橋が6月25日(金)に開通。名称については広く公募を行い、「海心橋」となった。

海心橋は二沙島と広州タワーを結ぶ歩道橋。

同橋の名称公募は5月28日(金)まで行われ、公式サイトへのアクセス数は59万272回、応募数は3万667件であった。6月8日(火)に専門家の評価会議が行われ、11人の専門家らが最終的に10候補を選出し、その後行われた一般投票で名称が決定したという。

同橋の東側は娯楽余暇エリアとして、バリアフリー、観光、休憩、小規模パフォーマンスなどが行えるようになっている。一方西側は主に通行エリアで、日差しや雨除けがあり、ジョギングコースなども設けられており、広州の新たなランドマークになると期待されているという。(6月25日)


広州地下鉄乗車数

1日約659万人

 広州地下鉄集団が最近、2020年の「社会責任報告」および「年報」を発表。新型コロナウイルス感染症の影響で地下鉄全体の乗車数が減り、一日の延べ平均乗車数は659万人で、2019年の905万人と比べて27%減少した。また、市全体の公共交通機関に占める乗車数の割合は57%であった。

一方で、広州地下鉄は2020年に8号線北延線、広清城際交通線、広州東環城際鉄道、南昌地下鉄3号線など、国内で最も多くの路線を開通。また、初めて国外路線のパキスタンラホール軌道交通オレンジラインの運営を開始した。

広州地下鉄の昨年の重点項目に対する投資金額は820億元を超え、経営利益は128億元で過去最高であった。(6月23日)


深センの1日の電気使用量

初めて毎時4億㌗を突破

 南方電網深セン供電局は、深セン市の電力負荷が今年4度目の最高値を更新して1988万㌗に達し、昨年の最高値より3・9%増えたと発表した。

今年に入り、深セン市の電力需要が増加した要因として、経済成長の加速と連日の高温などが挙げられるいう。統計では、1月~5月の市全体の電気使用量は毎時401億㌗で昨年比26・26%増、2019年比18・03%増で、コロナ前の水準に戻りつつある。業界別には二次産業と三次産業が増加し、深セン経済が強さと活力を取り戻しているという。(6月21日)


今年の618商戦

広東省の売上、トップ

 広州日報によると、6月1日(火)~18日(金)にかけて、「京東」、「蘇寧」、「アリババ」などの巨大ECサイトによって行われた初夏の一大セール「618商戦」において、広東の売上額が全国トップを記録したことがわかった。

各巨大ECサイトから公表されたデータによると、中国国内第2位のECサイト「京東」は売上額が3438億元に到達。広東省における18日間の取引額は昨年比36%増になったという。

また同データは「618商戦」における売れ筋商品も発表。それによると新型コロナウイルス感染症の影響を受け、テレワーク需要が増大し、スマートフォン、ノートパソコンなどの家電が大幅に売れたという。(6月21日)


深セン地下鉄1号線

ラッシュ時、増発

深セン晩報によると、深セン地鉄集団は、6月28日(月)より地下鉄1号線の平日ピーク時におけるダイヤ改正を発表。今後、平日ピーク時間帯には、列車を6本増発。運行間隔を15秒短縮し、最大2分20秒の間隔で運行するという。

地下鉄1号線は深センの東西を結ぶ主要路線。沿線の経済発展および宝安区の人口増加の結果、2021年1月~5月まで1号線の平日利用者数は、平均103万人を記録した。

また関係者によると「これまで1号線の平日ダイヤ改正は15回行われてきた。今回の改正でよりスムーズな運行サービスを提供できるようになる」と語っていた。(6月21日)

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