今週の広東ローカルニュースを紹介

深セン空港、5大陸カバー

東アフリカへ貨物便就航

 深セン宝安国際空港で9月20日(日)、エチオピア航空の定期貨物便が就航した。深センからアフリカへの定期貨物便の運航は初で、これにより5大陸全てをカバーすることになった。

当日、100㌧の物資を積んだエチオピア航空機が深セン宝安国際空港を離陸。中東ドバイを経由し、最終地点のアディスアベバへと向かった。現在同路線は週2便で運航し、貨物量の増加に応じて増便する予定だという。

就航式では、エチオピア航空、物流大手の菜鳥及び中国総代理の美凱航空服務有限公司が戦略提携協議に署名。核酸検査試材やワクチン等の医療物資を提供するため、より便利な低温物流に努める。エチオピア航空中国主席代表の泰徳氏は「中国とアフリカの貿易、投資、旅行業等が益々活発になることを期待する」と語り、菜鳥の劉剣総経理は「エチオピア航空はアフリカ大陸の重要なパートナーだ」と述べた。(9月21日)


ごみ分別の新様式

大手飲食店で導入

深セン市のマクドナルドとスターバックスが最近、ごみ箱の改良に取り組んでいる。若者に人気の両チェーンでは、従来のごみ箱のデザインをよりオシャレにし、分類をごみ捨ての状況に即したものへ変更しており、ごみの分別は企業文化を示す新たな潮流となっている。

マクドナルドでは9月前から、生ごみを「残飯」と「液体及び氷」の2種類に分けた。スターバックスでは、今年初めからゴミの分別準備を開始。従業員研修後に試験を実施し、誤りが多い内容について重点教育を行っている。スターバックス主催のコーヒー教室に参加した顧客によると、ごみの分別に関する質問をした参加者に対し、無料ドリンク券が贈られたという。(9月21日)


広州地下鉄11号線

トンネル掘削工事開始

 広州日報によると、現在工事中の地下鉄11号線は「広州」駅と「琶洲」駅間を結ぶ環状線で、全長44・2㌔になることがわかった。また同工事の完成度は37%。2駅が開通済み、3駅が工事完了、1駅が前期工事準備中であるという。

建設管理部総監督は「9月19日(土)より、大塘~石榴岡、石榴岡~赤沙滘、赤沙車両区間のトンネル掘削工事が始まる。6台のシールドマシンを使い、24時間体制で行なうのだが、旧市街は地質条件が複雑で施工場所が狭く、施工工法が多い。大きな挑戦になる」と語っていた。(9月20日)


広州市の防空演習

様々な訓練を実施

広州日報によると、広州市は、9月19日(土)の「全民国防教育日」に「羊城天盾―2020 城市人民防空演習」を実施。当日の10時40分、広州市内には防空警報の試験発令が行なわれ、市民の国防意識を高めた。

今回の演習では防空警報試験発令のほかに、緊急避難の訓練を実施。参加した市民は、広州市が開設した人民防空指揮部とボランティアの誘導に従い、秩序よく避難を行ったという。

また広州水道局南洲浄水場では、バイオテロの被害に遭ったと想定し、訓練を実施。人民防空指揮部は浄水場の救援要請に従い、防疫と医療専門チームを派遣。すばやく処置を行なったという。(9月20日)


深センの空気質量

全国第4位と判明

深セン晩報によると、中国人民共和国生態環境部が最近、2020年1月~8月までの「全国空気質量状況」を報告。同部の報告によると、深セン市の空気質量は全国168カ所の中で、海口市、ラサ市、珠海市に次いで第4位であったことがわかった。

深セン市生態環境局が提出したデータによると、2020年になって以来、深センの空気質量は良好を維持。空気の質を示す「AQI(空気質量指数)」の優良達成率は99・1%であったという。

関係者は「深セン市は『2020年深セン藍持続行動計画』に従い、様々な大気汚染防止政策を行なってきた。そのおかげで、市が定めるAQIの目標指数達成率は96%であった」と話す。(9月20日)

 

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