週末行くならココいいね ~黄埔古村 / 青青世界~

天河区中心部よりタクシーで南西に下って約20分。宋の時代に建設、鎖国状態であった清の時代、外国との通商が可能であった唯一の港町として繁栄したのが「黄埔古港」。現在はその栄華はもはやないが、かつて埠頭があった場所には博物館があり、黄埔古港や海のシルクロードなどの歴史が学べる。ただ、黄埔古港ではそれ以外に面白みがあるスポットはないので要注意を…。

ただ、黄埔古港を一歩でると当時の街並みを残した「黄埔古村」があり、古き良きレトロ広州の雰囲気を味わいながら、ブラ散歩を楽しむことができる。黄埔古村の中にはローカルレストランや屋台がたくさんあり、食べ歩きが可能。「花生糖(ピーナッツ飴)」や「姜撞奶(生姜入りの牛乳プリン)」など広東ローカルグルメが味わえるので、初めて中国に来た人にはぜひ勇気を出して、味わってほしいものだ。村内には、所々地図があるが少し見にくいので、ブラ散歩中は「百度地図」アプリを使用することをオススメする。

「国家4A級景区」認定のリゾートレジャー施設「青青世界」。同施設は、南山区・蛇口エリア、気軽にトレッキングができることで人気がある「大南山」の麓にある。見所は、「熱帯雨林」ゾーン。生い茂る熱帯植物とミスト噴射の演出で、アマゾンのジャングルを探索しているかのような気分になれる。また世界最大の淡水魚「ピラルク」も鑑賞でき、驚きの連続が止まらない。そのほかにも、果物や野菜の収穫体験や釣り体験、バーベキュー場など、子どもから大人まで楽しめる施設が充実している。

また園内には売店のほか、軽食や中国茶が楽しめる喫茶店もあるので、休憩しながらのんびりと散策ができる。さらにホテルやコテージなどの宿泊施設も完備。森林の静かで澄んだ空気の下でディナーを堪能する夜や、アラームではなく鳥のさえずりで目覚める朝など、普段とは違った特別な体験になるだろう。都会の喧騒を離れた大自然がもたらす寛ぎの時間を過ごしに出かけてみよう。

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