今週の広東ローカルニュースを紹介

新城陸橋、2024年開通

南坪快速と宝安大道が交差

 深セン晩報によると深セン市交通運輸局は9月13日(火)、新城立体交差点の陸橋建設工事が75%完了し、2024年に開通予定であると発表。完成すると、南坪快速と宝安大道間の路線変更が容易になり、前海及び宝安から外部への交通アクセスに重要な意義を与えるという。

新城立体交差点は前海合作区、宝安区、南山区の境界に位置し、南坪快速(桂湾一路に隣接)と宝安大道(深南大道に隣接)のジャンクションになる。新城立体交差点の建設プロジェクトは、北環大道、月亮湾大道、宝安大道、深南大道、107国道、桂湾一路、南坪快速など多くの幹線道路の交通に影響を及ぼし、複雑で高度な技術を要する。ランプウェイ総距離7・46㌔、ランプ橋12基、橋梁全長4731㍍、歩道橋2基、総合インフラのパイプトンネル約278㍍が建設されるという。(9月14日)


地下鉄18、22号線

中秋節前乗客数最高

 中秋節休暇が終わり、広州地下鉄の利用者数が発表された。期間中の乗客総数は延べ1923万2000人で、1日平均延べ641万1000人が利用。乗車のピークは9月9日(金)で、18号線と22号線でそれぞれ述べ10万8700人、4万9200人を記録。今年の開通以来、1日の最高乗客数を更新した。

統計によると、中秋節前日となる9日の退勤ラッシュ時は帰省客や近場旅行客で混雑。中秋節休暇3日間で最も利用者数が多かった路線は、地下鉄3号線で延べ416万9000人。次に2号線延べ243万1000人、5号線205万人であった。利用者が最多の駅は「体育西路」駅で、「嘉禾望岡」駅、「珠江新城」駅が続いた。(9月14日)


秋のインフルエンザ予防

白雲区65歳以上に無料接種

 白雲区管内23カ所の医療機関では9月より、65歳以上の対象者に無料のインフルエンザ予防接種を開始。無料接種は10月末までだという。

インフルエンザの予防接種は広州市が2021年から実施する十大民生活動の一環で、今年で2年目となる。白雲区では、昨年は4万人超の高齢者が無料ワクチンを接種し、今年は3万8000人が接種すると予測される。

新型コロナウイルス感染症ワクチンとインフルエンザワクチンを両方接種する場合は、14日間の間隔をあける必要がある。(9月13日)


広州市の都市計画

空気質量の更なる改善

 広州市政府は9月15日(木)、今後の都市計画を示した「広州市生態文明建設『十四五』規画」を発表。同規画によると、広州市は2025年までに「美しい中国モデル都市」になるため、空気質量優良日数の比率を88%にし、公園緑地化の比率を85%にするという。

広州市は同規画が掲げる目標達成のため、新エネルギー車の新車販売台数を自動車新車販売総台数の50%以上に引き上げると発表。また長距離輸送車のクリーンエネルギー使用を推進し、タクシーなどを新エネルギー車に切り替えていくという。さらに緑化政策の一環として、市内14カ所に新たな公園を建設するという。(9月16日)


ドローンでiPhone

約6分で商品を届ける

様々なデリバリーサービスを手掛ける「美団」は引き続き、アップルライセンス取得専門店として、新作の「iPhone14」を9月16日(金)より販売開始。深セン市の美団はサービスの一環として、同社が所有するドローンを使い、iPhone14を購入者に届けている。

深セン市に在住する李氏は販売当日が仕事であったこともあり、美団を通してiPhone14を購入。驚いたことに請求額を支払い後、5分56秒で購入商品を受け取ったという。

現在、深セン市の美団ではドローンをつかった配送が常態化しつつある。「まだ問題はあるが改善し、よりよいサービスを提供したい」と関係者は語っていた。(9月18日)

 

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