今週の広東ローカルニュースを紹介

深セン地下鉄16号線

12月28日運行開始

 深セン地下鉄16号線の運行が2022年12月28日(水)に開始。これにより、深セン地下鉄は17路線(路面電車含む)となり、総走行距離は559㌔となった。

2022年に深セン市で開通した地下鉄路線数は過去最多の5本で距離は128㌔。うち、東部地区に新設された14号線と16号線により、3号線の龍岡区間で通勤ラッシュが明らかに緩和された。

地下鉄16号線は、3号線と交差する「大運」駅から、龍岡旧中心地区を経由し、坪山中心地区を経て「田心」駅に到着。全長約29・2㌔、停車駅は24駅、乗換駅は10駅となる。また設定速度は時速80㌔で、平日朝晩のピーク時は最短5分32秒間隔、それ以外の時間帯は6分32秒毎で運行、週末ピーク時は5分50秒毎となるという。「地下鉄+TOD」の設計理念に基づく総合開発重点駅に「愉園」駅、「坪山囲」駅、「坪環」駅などがある。(2022年12月29日)


新洲紅樹碧道

12月末開通

 深セン市福田区で昨年12月末、初めて都市型遊歩道「新洲紅樹グリーンロード」が誕生。同グリーンロードは、新洲河北環大道から河口沿いに建設され、北部の山林生態系と南部の海湾生態系が融合しているという。

近年、福田区では新洲河のヘドロ除去、浄化イベントなどのクリーンアップ措置を実施し、水質が改善。現在、新洲河の水質は政府が定める良質の基準まで達している。新洲紅樹グリーンロードは河川敷にある游報道で、人と自然が密接に触れ合えるようデザインされている。またグリーンロードの両岸には数十種類の草花が植えられていて、夕暮れ時や週末は格好の映えスポットになるという。(2022年12月29日)


2023年迎春花市

広州市で1月開催

 広東エリアの伝統行事である迎春「花市」が、2023年は開催されることが明らかになった。開催期間は各花市によって異なり、いずれも初一前に終了する。

花都区の広州花弁之都園区では、2023年1月19日(木)8時30分~1月21日(土)22時までの3日間、「2023年花都迎春花市」が開催される。花市では、伝統液な鉢植え、生花、春節飾りの金柑などが販売され、固定ブース52店、臨時ブース124店、公益ブース4店の計180店の出店が予定されている。また、花市内での飲食販売は行わない。(2022年12月28日)


三渓駅に新たな出入口

12月末より利用可能

広州日報は、2022年12月30日(金)より、広州地下鉄5号線「三渓」駅でA1とA2の出入口が新たに追加されたと報道。同出入口はどちらも黄埔大道東路の南側に建設され、今後駅利用者は、黄埔大道東路の北側に行く必要性がなくなるという。

地下鉄5号線「三渓」駅は2009年年末より使用されているが、様々な制約により、黄浦大道東路北側にしか出入口を建設できず、駅へのアクセスは非常に不便であった。ところが2022年初め、広州市発展・改革員会は専門チームを作り、黄浦大道東路南側に出入口が建設できるよう調査を開始。諸問題を解決し、22年12月末に新たな出入口の誕生を迎えた。(2022年12月29日)


国際モーターショー

12月30日より開催

 広州交易会展館では、2022年12月30日(金)~1月8日(日)まで「第20回広州国際モーターショー」を開催。今回のモーターショーでは、完成したばかりのDエリアのほかにAエリアの屋内部分と南北屋外展示エリを同時に使用。展示面積は22万㎡になるという。

広州国際モーターショーは2003年に開催して以来、これまで1000万人以上の来場者を迎え、21年に開催された時には10日間で78万5000人の来場者を記録。関係者は「これまでコロナ禍の影響で多くの人は消費欲が抑制されていた。今回のモーターショーはその消費欲を解放させる」と話した。(2022年12月29日)

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