今週の広東ローカルニュースを紹介

南方航空CAにネット称賛

大雨のなかの神対応

中国南方航空のあるキャビンアテンダントの神対応動画が7月17日(月)、ネットに投稿され、大きな話題を呼んだ。

17日(月)13時頃、寧波から深セン宝安国際空港に着陸したCZ6592便の乗客は、機内から移動用バスに乗り込む際に大雨に見舞われた。風が吹き雨足が強まるなか、多くの乗客は傘を持っておらず、キャビンアテンダントの成雪梅氏は自らの傘で乗客を一人ずつバスまで誘導した。全身びしょ濡れで、靴は水浸しになりながら対応する彼女の姿をある乗客が撮影し、その動画をネット上に投稿すると、瞬く間に拡散され、100万再生回数を突破。CAの心ある神対応に多くの賞賛が集まった。

成雪梅氏はこのことについて深セン晩報の取材に応じ「特に多くを考えてはいませんでした。ただこうすれば、お客様のお役に立てると思っただけです」と語った。(7月19日)


旅行消費回復

クレームも増加

 広東省消費者委員会は7月18日(火)、2023年上半期のクレーム状況分析報告を発表。報告によると、上半期に広東省全体の各消費者委員会が受理した消費者クレーム件数は18万件を超え、宿泊サービスに関するクレームが多かったという。

報告では、上半期に全省各レベルの消費者委員会が対応した接客及び問合せ人数は延べ10万5700人、受理件数は18万件超、消費者の経済損失は1億2200万元、苦情金額は6億2100万元であった。エリア別では、珠江デルタ地区に集中し、広東省の苦情件数の96・50%を占めた。

宿泊関連の苦情は前年比15・16%増で、祝日の値上げや追加請求、取消の規約違反などがあるという。(7月18日)


溝にはまった車を救助

警備員が力を合わせ人力で

 広州市や佛山市は7月17日(月)夕方ころ、台風4号「タリム」が上陸し、暴風暴雨が発生。佛山氏順徳区のある女性ドライバーは倫教街道を走行中、滑りやすい不慣れな路面状況のため、車が道路脇の溝にはまって立ち往生。女性が電話で助けを求めていた時、ちょうど巡回中であった倫教派出所羊額警務室の警備員が発見し、救助を始めた。前輪が完全に溝に挟まり、無理やり車両を押すと大きな損傷を受けることがわかると、警備員らは石をタイヤがはまった溝に挟み込みながら、人力で車を持ち上げ、1時間後、正常に復旧したという。(7月18日)


 

今年の夏休み

深セン、鉄道利用者増加

 深セン鉄道は、夏休み期間になってから、利用者が大幅に増加。7月1日(土)~20日(木)の期間、累計利用者は前年比98・66%増の566万5000人を記録。中でも深セン北駅は夏休み期間に入る前から利用者は増え、6月中旬から下旬にかけて、同駅から出発した利用者は408万1000人、同駅に到着した利用者は360万1000人で、どちらも過去最高の数値を記録したという。

鉄道関係者は「今年の夏休み期間、旅行需要が回復したこともあり、鉄道利用者はこれまで以上に多くなっています。中でも子どもの利用者は大幅に増加していることが特長です。」と現在の盛況ぶりの理由を話していた。(7月21日)


広州の暑さは続く

最高気温38度の可能性

広州気象台によると、広州一帯は副熱帯高気圧の影響で、今後も高温の天気が続くと予測。7月下旬は猛暑日となり、最高気温37~38度を記録。8月に入ると台風の影響を受け、雷雨が増え、一部エリアでは豪雨になるという。

広東では古くより、7月~8月の期間を「三伏天(1年で最も気温や湿気が高く、蒸し暑い時期)」と呼ばれ、過去には最高気温39度に達したこともあるという。今年も例にもれず、暑さは厳しく、今年は観測史上最も暑くなるのではないかと言われている。

気象局関係者は「今年の暑さは厳しい。日ごろから熱中症対策をしておくことが大切だ」と警告している。(7月23日)

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