今週の広東ローカルニュースを紹介

広州交易会が開幕

広粤天地の飲食客3割増

 広州市で「第135回中国輸出入商品交易会(交易会)」が4月15日(月)に開幕。初日に会場を訪れた海外バイヤーは6万人を超えた。展覧会場から河を越えた天河区広粤天地では、食事時、外国人バイヤーで飲食店が満席になっていた。

「食は広州にあり」、グルメは広州の名刺代わりである。今年3月、市はグルメエリアを天河区珠江新城東南部に置き、国際化、ハイエンド、多次元をキーワードに特色を設けた。毎年、交易会開催期間は沢山の海外バイヤーが広粤天地に集まり、来客数が30%増加。多くの飲食店が屋外席を増設し、ガーデンパーティーを開いて盛り上げようとしている。イタリアンレストラン「OGGI」のアンドレア氏は「2010年開店当時、広粤天地の知名度は低く、タクシー乗車時に通じないことが多かったが、今では広州で最も有名な場所のひとつになった」と語る。(4月16日)


交易会開館1時間

2万人超が来場

 広州日報が入手した情報によると「第135回中国輸出入商品交易会」では先進的なメーカー新商品が100万件以上展示される予定。初日17時までに会場を訪れた海外バイヤーは205の国や地域から6万人を超え、前回同期比の18・5%増となった。また来館者は開館1時間で2万人を越え、うち40%が新規バイヤーであったという。

ロシアから初めて交易会に来たエフセン氏は新エネ車に目を奪われ、興味深げに販売価格と買付方法を尋ねていた。カザフスタンの服飾製造業者ザナール氏は家族と一緒に広州を訪れ、交易会で中国の豊富な布や商品を物色し、その後は観光するという。ウクライナのアンナ氏は電気製品のデザインを楽しんだ。(4月16日)


交易会ボランティア

3000人が対応

 広州日報によると「第135回広州交易会」では3000人にも上るスタッフがボランティアで大会運営をサポート。2006年の第100回交易会より海珠区では青年ボランティアが組織され、18年間、展覧会の運営をサポートし、スタッフの育成、および管理を行ってきた。

ボランティアスタッフは午前中は入館手続きのサポート、午後は交通案内を実施。通訳専門のボランティアチームもあり、様々な言語に対応する157人が中山大学、広東外語外貿易大学等から招集され、研修を受けている。(4月17日)


 

シェアサイクル利用率

4月に入り、上昇

 自転車シェアサイクリングサービスを提供する「哈啰騎行(ハロー騎行)」が公表したデータによると4月以降、気温が高くなるにつれて、深セン市のシェアサイクルの利用率が上昇。特に18歳~35歳の利用者が増加しているという。

 現在、多くの中国の都市では、積極的に自転車専用道を建設。深セン市でも多くのスポットで自転車専用道が整備されており、快適な自転車走行の環境が提供されているという。

ハロー騎行のデータによると、4月以降、深セン市のシェアサイクルの利用率は先月より20%上昇。蓮花山公園、红樹林、深セン湾公園附近での利用が多いという。(4月18日)


新たに誕生した企業

昨年より6%増加

 広東省市場監督管理局は4月18日(木)、2024年第1四半期(1月~3月)に新設された民間企業の数を発表。同局によると、広東省内で新設された民間企業の数は23万8800社で昨年より6・01%増となった。これにより広東省の民間企業の数は737万1000社に達し、全国1位に輝いた。また外資系企業の数は20万社を突破しているという。

広東省市場監督管理局の関係者は「広東省では現在、一流の国際ビジネス環境を構築することに力を注いでおり、様々な改善を行っている。今後も各産業に刺激をあたえ、持続的な成長と就業の安定を目指す」と話していた。(4月19日)

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