今週の広東ローカルニュースを紹介

618大セールの物流配送

無人車、ドローンが新戦力

 今年の「618」セール期間、各配送会社では人、車、集配場所、施設などの増加に加え、ドローン、無人車、館内配送ロボッなど等の「特殊部隊」を編成。深センに本社を置く大手宅配業「順豊エクスプレス」ではライチ最盛期と618商戦のピークが重なるため、深セン市内で人員527人、車輛718台、集荷場所430カ所を増加。また坪山区の一部区域に無人車、西麗果樹園にドローン配送場所を設置し、スマートツールがピーク時の配送で新戦力となっている。

坪山区創景路では「自動運転中、随時停車します、2㍍の車間距離を保って下さい」と無人集配車が走行する。操作は簡単で、往復循環する集荷便の無人車輌から荷物を卸し、別の荷物を積み、営業部へ運ぶ。責任者によると「無人車輌の登場で集荷効率が上昇。現在区内に19台の無人車が運行、9人分のマンパワーが削減している」という。(6月19日)


豪州旅行客を歓迎

直行便を便利に

 中国は6月17日(月)、オーストラリアを入国ビザ免除対象国とすると発表。これを受け、多くの旅行サイトでは、オーストラリアでは中国旅行に関する検索件数が増加している。

同発表の30分後、旅行サイト「携程」では、オーストラリア人による中国旅行関連キーワードの検索数が前日比80%増加。今年、国別の中国旅行客でオーストラリアは第5位、昨年比155%増となっている。

データによると、今年オーストラリアから中国への航空便は昨年比220%増便。広州にはシドニー、ブリスベン、メルボルンなど主要都市への直行便があり、11月28日から南方航空がパースへの直行便を再開予定だという。(6月18日)


28mの農民画展示

ドラゴンボート絵巻

 広州市白雲区人和鎮に住む農民画家・周錦橋氏が1年の歳月を費やし、地元のドラゴンボート文化を伝える28㍍の絵画を完成。現在、絵は白雲区空港実験中学校に寄贈されたという。

周氏は、子供の頃、父母に連れられ、ドラゴンボートレースを観戦。現在は家族を連れて、観戦に行っているという。

昨年、人和鎮では4年ぶりにレースに開催。「白雲空港三期拡張工事で取り壊しになる前に、あの賑やかな情景を絵で残したい」、「塘村、民强村、新兴村、明星村の様子を残しておきたかった」と思い、制作したという。(6月18日)


花都区で補助金

新車に乗り換えで

 広州市花都区では現在、旧車から新車への「乗り換えキャンペーン」を実施。最大7万元の割引きサービスが受けられるという。

花都区は自動車の購買意欲を高めるため、全区の自動車販売企業が参加している「新車乗り換えキャンペーン」を積極的に奨励。そのため同区では東風日産と協力し、現在行っている「乗り換えキャンペーン」を推し進めているという。

今回の「乗り換えキャンペーン」ではガソリン車には最高7000元、新エネルギー車には最高8000元の補助金を用意。さらに豪華車」東方インフィニティ」に乗り換えると最大3万元の補助金を受け取れるという。(6月19日)


東莞地下鉄、延伸

深セン地下鉄と合流

 東莞市軌道交通(地下鉄)ネットワーク計画が6月18日(火)に公開。同計画によると、6路線の地下鉄が延伸し、そのうち4路線が深セン市、1路線が広州市の地下鉄と繋がるという。

今回の路線延伸計画で東莞市地下鉄は深セン地下鉄6号線、10号線、11号線、20号線と合流。福田区と宝安区へ直接行くことができるようになるという。

関係者は「当初の計画では深セン、広州の地下鉄と結ぶ計画ではなかった。しかし計画は修正され、今回の内容となった。この事業計画が成功すると東莞、深セン、広州、3都市の繋がりがさらに緊密になり、大きな経済効果をもたらすであろう。」と話していた。(6月20日)

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