ジャピュランガイド ~蛇王熙~

蛇を求め、中国香港へ

「せっかく広東に来たのだから、日本では味わえないローカルフードが食べたい」と思い、色々なローカルレストランを食べ歩いて早2年。ついに「蛇料理」を食べる機会がやって来ました!

蛇は広東料理の中でも珍しい食材のひとつ。広州や深センには専門店があまり多くなく「どこで蛇料理が食べられるのだろう?」と中国人の友だちに聞いてみたら「中国香港にいいお店があるよ」と今回取材したレストランを紹介してもらいました。

裏切りの美味しさ

紹介してもらったお店はコーズウェイベイにある蛇料理専門店「蛇王熙」。2024年ミシュランガイド香港に掲載された人気店で、地元の常連客はもちろん、旅行者や外国人など、様々な人がやって来ていました。

同店の看板メニューは、魚の浮袋が入ったとろみたっぷりの蛇スープ「花膠烩蛇羹」(83香港㌦)。蛇は思ったほど臭みはなく、ささみのように柔らかくて脂肪分の少なく食べやすい。香りはカルダモンのようなスパイスが調合されていて清涼感があり爽やか。蛇や魚の浮袋のほかにキクラゲも入っており、癖がない味わいで美味しかったです。蛇スープだけだと少し物足りないと思うので中国ソーセージご飯or干し肉おこわに叩き胡瓜がセットになった「蛇スープセット」(各134香港㌦)などセットメニューを注文することをオススメします。これで大満足間違いなしですよ。

「蛇ってどんな味!?」と少し身構えていましたが、食してみると拍子抜けするほど食べやすく美味でした。みなさんもぜひ一度ご賞味あれ。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

最新号の電子版はこちらから

PAGE TOP