今週の広東ローカルニュースを紹介

高考終了の感動シーン

保護者が花束でお迎え

 2025年の「高考(中国の大学入試試験)」6月9日(月)午後に終了。試験会場の外では、花束を抱えた保護者らが受験生を迎え、大きなプレッシャーから解放された子供と抱き合っていた。

 深セン市福田区西交利物浦大学基礎教育集団外国語高級中学試験場の前では、炎天下にもかかわらず、保護者や親戚・友人らが首を長くし、期待と不安の眼差しで中の様子を窺っていた。人込みの中でひと際目を引いたのは、受験生李さんの一家で、祖父母、両親、叔母ら一同が集まり、手には3つの花束を抱えていた。そのうち1つは特別な花で、母親が数日かけて作った手編みのアジサイだという。母親は「娘の好きな青色で66本のアジサイを編みました。「66」には順風満帆という意味があります。娘が未来に向かって、人生の大海原へ勇気をもって進んで行ってほしいと祈っています」と語った。(6月10日)

 


国内線搭乗締切り

2分短縮38分前に

 深セン宝安空港は6月から国内線搭乗手続きの締切り時間をこれまでの出発予定時刻「40分前」から「38分前」に調整。2023年7月1日に国内線の搭乗締切り時間を45分前から40分前に短縮したのに続き、さらに2分短縮する。この調整により、深セン空港は国内同規模の空港の中で初めて全フライトで搭乗締切り時刻40分未満を実現。利用者がより時間に余裕をもってチェックインできるようになった。

 2分の時間短縮には空港および多くの航空会社の努力がある。預入荷物がない旅客は深セン空港のミニプログラムから搭乗手続きし、空港到着後すぐに安全検査、搭乗が可能。国内線で全手続きのセルフ化を実現した。(6月10日)


蓮の鑑賞会、6月12日開幕

洪湖公園に100万本の蓮

 洪湖公園では6月12日(木)~7月6日(日)まで「2025年深セン蓮の花鑑賞会」が開催。17万㎡の蓮池に700種余り、100万本を超える蓮の花が開花する予定だという。

 洪湖公園責任者によると、蓮の花の鑑賞に適した時間帯は午前6時~12時頃、夜間はライトアップも行われる。蓮香湖北区桟道エリアでは白色やピンク色の単辮蓮、一丈青など、愛蓮橋エリアでは伝統的な紅蓮と嶺南庭園、南区の洪湖生態エリアでは落羽杉なども見られ、静逸湖桟橋エリアは夜間がより美しいという。(6月10日)


ビザ免除政策が拡大

中東エリアも対象

 中国政府は6月9日(月)よりサウジアラビア、オマーン、クウェート、バーレーンの一般パスポート所持者に対してビザ免除政策を実施。これにより、ビザ免除政策が適用された国は47カ国にまで拡大したという。

 広州の現地旅行社の入国旅行業者によると、同政策によりサウジアラビアからの旅行者が増大。中東エリアから広州に来た旅行者は主にショッピングやグルメ、漢方養生の体験を楽しんでいるという。また、関連航空会社によると、広州は交通・商業・貿易の重要都市で、中東エリアでの知名度も高く、多くの外国人が広州でビジネスを行い、生活をすることを選んでいるという。(6月11日)


熱中症の患者増大

暑さ対策が重要

 深セン市救急センターは最近、高温が続き熱中症の症例が多発しており、暑さ対策をしっかりと行うようにと警告。6月1日(日)から11日(水)にかけて、同市救急センターに熱中症による通報が41件もあったことを明らかにした。

 同市救急センターの職員は「熱中症は高温多湿の環境下で体温調節機能がうまく働かなくなり、体の中に熱がたまって体温が上昇し、水分や塩分が不足して、中枢神経系や心血管系障害を起こす症状です。重度の熱中症になると命に関わるケースも発生し、死亡率が50%を超えることもあるので、注意が必要である」と注意喚起を行っていた。(6月12日)

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