広大な博物館

 

無 着いたぞ、ここが弟君の行きたがってた「粤劇芸術博物館」だ！

弟 お～、想像していた以上に大きいですね。

無 そりゃ、敷地面積１・72万平方㍍。

北と南にエリアが分かれていて、博物館だけでなく、庭園や楼閣もあるからな。

弟 さすが中国！　スケールが違いますね。

無 さて、庭園をぐるっと回ったら、博物館に行くとするか。

弟 はい！

 

粤劇の魅力に迫る

 

無 先週も言ったが、博物館では粤劇の歴史、衣装に小道具、

メイクの仕方や流派など、粤劇に関する情報は、

ほぼすべて展示されているんだ。

広東広しといえども、ここまで細かく、丁寧に説明している場所はないだろう。

弟 粤劇は荔湾湖公園で見て以来、興味があったんですよね、楽しみだ～。

無 ならば弟君には、粤劇役者の動きを紹介した展示がオススメだな。

この手や髭の動きは何を意味しているか、

どうしてこのような足の運びをするのかなど、詳しく解説しているぞ。

弟 そうですか～。

これを見たら、今後、粤劇を１００倍楽しめそうですね。

無 さらに、役者さんがメイクしている姿を撮影した動画も

展示されてるんだけど、これも必見だな。

「まさか、ここまで手が込んでいるとは！」と感心してしまうぞ。

弟 隊長、もうこれ以上言わないで～、見る楽しみがなくなります！

 

 

～広東ジャピオン2016年10月17日号～