みんなの洋食屋さん
今月はアフリカ系やイスラム系民族が多く住んでいる越秀区・小北にオープンしているレストラン「珍珍意粉屋」を紹介するで。このレストランは「街の洋食屋さん」といった庶民的な雰囲気に包まれている店で、料理の値段も平均40元ほどとリーズナブル。付近に住んでいる住民から近くの学校に通学している学生さんまで、幅広い年齢層から支持を集めている感じがしたな。
コスパ、味すべて◎
さて、このレストラン、料理にはほぼ中華風エッセンスを加わっていて、中国人向けのテイストになっているんや。「中国人向けの味にしているんやったら、あまり美味しくないんちゃうんか?」と思いそうやけど、いい意味でその期待を裏切ってくれるで。イチオシスープ「酥皮薯蓉鶏粒湯(鶏ガラとジャガイモのパイシチュー)」(20元)はちょっと重さはあるけど、口当たりはまろやかで味わいは濃厚。「このクオリティが20元で飲めるんか!」と思わず叫びそうになるで。また洋食屋さんに行ったらなんだか食べたくなる「肉醤烩意粉(ミートソーススパゲティ)」(32元)なんて、おかんが作ってくれたスパゲティを思い出させてくれるような懐かしい味わい。麺の茹で加減もよく、ミートソースもシンプルな味わいで、昭和世代のわてにはどストライクな一品やったわ。
そのほかにも「ドリア(焗飯」」や「グラタン(芝士通粉)」といった日本人大好きメニューもあるからお忘れなく。ただ日本の同じものを想像していると、ちょっとガッカリするので、注意しておいてや~。