広東モウマン隊~(深セン) 豫園 その30

上海蟹のコース

 

上海料理の名店

猫田君、たまには贅沢して、上海蟹でも食べないか。

 「豫園」って、〝深センで最もおいしい上海料理〟の賞を受賞してる店だよなぁ?

いやぁ、見るからに値段が高そうですよ。

せっかく中国に駐在してるんだから、上海蟹は食べとかないと。

無 とは言ったものの…。オスは1パイ268元もするぞ!

これじゃあ、今日は蟹しか食べられませんよ。

無 あ、この「蟹餐」コースはどうですか?

 蟹のオスとメスがそれぞれ2ハイに、料理が6品で598元なら、

 蟹を単品で頼むよりいいですよ。

よし、それに決まりだ!

無 ええと、前菜、メイン、小吃から、2種類ずつ料理を選べるんだね。

前菜の「老大房熏魚(魚の燻製風)」は、さすがに品のある味付けですね。

 ほんのり香酢が効いていて、甘味が強いのがいかにも上海風ですよ。

 「素拌(野菜の和え物)」も丁寧に細切りされた野菜の歯ごたえがよくて、

無 優しい味ですね。

俺が頼んだ「小籠包」が来たぞ。おっとと、スープがたっぷりだ。

わぁ、「黄金流沙包(カスタードまん)」は餡がトロトロで、流れ出してきましたよ。

 

 

品の良い味の上海料理が揃う

 

蟹味噌がぎっしり

いよいよ主役の蟹が来たぞ。お店の人が切り分けて、

無 食べられない部分も取り除いてくれるんだな。

無 オオッ、見ろよ、この蟹味噌。

今は、蟹味噌がたっぷり詰まっているオスの方が、メスより値段が高いんですね。

うう~ん、蟹味噌が濃厚で、とろけそうだよ~。

無 殻は、このペンチみたいなやつで切るんだね。

無 それにしても、脚は細くて食べにくいな。

蟹を食べてる時って、無口になっちゃいますよね。

猫田君のへらず口が減るのはいいけどね。

俺が甲羅の部分を食べるから、脚は全部、猫田君にあげるよ。

いやぁ、いらないです。

無 蟹に疲れたから、メインの「雪菜焼黄魚片(キグチの雪菜餡かけ)」を食べようっと。

無 ああ、雪菜の塩気がちょうどいいですね。

「油爆蝦(揚げエビ)」は、カリカリで殻まで食べられるぞ。

無 うん、エビの殻にもしっかり味が染みて、旨味が際立ってるね。

蟹も殻ごと食べられたら楽なのにな…。

 

上海蟹のオスは今が旬で食べ頃

 

ロケーション ★★★★

料理 ★★★★

お得感 ★

無口になる度 ★★★★★

 

 

★info★

豫園

住所: 深セン市福田区中心四路1号

嘉里建設広場T3座1M階

電話: 0755-2361- 2686

営業時間: 11時~14時、17時~22時

アクセス: 地下鉄「会展中心」駅より徒歩約10分

 

~広東ジャピオン2012年12月3日号

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