ボンジュール!
僕はフランス人の父と、中国香港人の母の間に生まれたハーフで、
15歳からフランスで3年間、修業をしていたんだよ。
その時に学んだフランスの伝統料理を中国で広めるため、
この場所でレストランを開いたんだ。
料理を作る時、心がけているのは、
「素材の良さを最大限に活かす」こと。
仕込みにはじっくり時間をかけ、余計な調味料は使用しない。
このふたつが、伝統的なフランスの味を作り出す秘訣さ。
家庭的なフレンチ
緑を基調としたレストラン「ジャーダン ド オリーブ」。
そのたたずまいはまるで、ブドウ畑に建つフランスの農家のようだ。
そんな同店のランチは、伝統的なフランス料理。
塩とハーブで下ごしらえし、
鴨の油でじっくり煮込んだ「鴨のコンフィ」は自慢の一品。
桃の爽やかな甘さが決め手のソースは、シェフの修行の成果を物語る。
また、ハンガリー料理の「グーラッシュ」は、
赤ワインを入れることでフランス風にアレンジ。
そのほか、スパニッシュオムレツが付いたサラダや
日替わりスープも楽しめ、二人でも大満足のボリュームとなっている。
~広東ジャピオン2016年12月19日号~