天然的生活 第57回 ~茄子

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茄子を食べて夏を涼しく

夏野菜の代表とも言える茄子は、家庭料理に取り入れやすく、

中華料理にも頻繁に登場する。成分の90%が水分なので、

栄養価が低いように思われがちだが、実は豊富な栄養素が含まれているのだ。

 

夏野菜には全般に特有の除熱作用があるが、茄子は特にその作用が高い。

熱を取り、炎症を鎮める効果は、口から消化器系全般まで及ぶという。

「秋茄子は嫁に食わすな」という言葉は、秋になって昼夜の温度差が大きくなり、

実が締まって格別に美味しくなることを例えたものだが、元々は茄子が身体を

冷やす効果が強いため、子どもができなくなることを心配した姑の言葉という説も。

このことから、茄子の除熱作用が昔から知られていたことが分かる。

 

また、外皮に多く含まれるビタミンEは、血液の凝集を抑えるので、

動脈硬化や高血圧に効果的。紫色にはソラニンが含まれるため、抗がん作用も

あるという。ソラニンはジャガイモの芽にも含まれる中毒物質だが、通常の食用量なら

問題はない。ただし、秋以降の茄子はソラニンが増えてしまうため、食べ過ぎに注意。

 

茄子は旨味をよく吸収するため、簡単な調理で美味しく食べられる。

夏バテ時にぴったりの食材と覚えておきたい。

 

~広東ジャピオン2013年6月10日号

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