天然的生活 第115回 ~菠蘿(パイナップル)

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身体潤すパイナップル

南国フルーツの代表格として知られるパイナップルは、果汁が多く、

爽やかな酸味と甘みを特徴とする。

生食のほか、ジャムや缶詰、ジュースなどに加工されたものも流通している。

 

パイナップルは、糖質の分解を助け、

代謝を促すビタミンB1を始め、ビタミンB2・C、クエン酸が豊富で、

疲労回復や夏バテ、老化防止効果が期待できる。

また、肉を柔らかくし、消化を助けるタンパク質分解酵素・ブロメラインを含むため、

胃もたれを防ぎ、胃腸の健康を保つとされる。

 

中国でパイナップルは、熱中症対策として、夏場によく食される。

身体に潤いを与え、血行を改善するため、

乾燥肌や更年期による肌荒れ予防にも一役買う。

 

中国では、「酢豚」などの料理で、パイナップルを取り入れている。

そのほか、消化不良の改善目的で、オレンジとパイナップルの果実を絞ったものを、

ハウスダストアレルギーの症状緩和には、

ハチミツと一緒に煎じたものを飲む習慣があるそう。

なお、未熟な果実に含まれるシュウ酸カルシウムは、

消化不良や口内炎症を引き起こす恐れがあるので、熟したものを選ぼう。

 

肌を潤し、消化を助けてくれるというパイナップル。

美容が気になる女性にオススメの果物だ。

 

~広東ジャピオン2014年8月25日号

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