天然的生活 第122回 ~姜黄(ウコン)

tennenteki-title1

-416天然的生活

 

ウコンで血行促進しよう

 

漬物やチャーハンなどの色付けを始め、

カレーに欠かせないスパイスとして親しまれているウコン。

最近では、二日酔い対策ドリンク「ウコンの力」などの発売により、

肝機能改善効果に注目が集まる。

 

中国のウコンは、日本の春ウコン「キョウオウ」に当たり、

クルクミンのほか、ターメロンやシネオールなどの精油成分が含まれ、

胆汁分泌を促進する作用が期待できる。

また、殺菌作用に優れ、ピロリ菌を取り除き、

胃腸を強化する働きもあるのだとか。

 

中国医学でウコンは、血行を良くする生薬として、

生理痛の緩和目的で処方される。

また、憂鬱な気分の解消に有効と言われ、

ストレスの多い人によく飲まれる。

 

中国でウコンは、料理の着色料や衣服の染料として使われるほか、

外用薬として、肌荒れや傷口、ツボに直接塗り込むことで、

炎症緩和、疲労回復や睡眠障害、

ストレス軽減などに役立つという。

なお、一般的には肝臓や胆嚢に有益な生薬として知られるが、

肝機能障害を引き起こす可能性もあるので、

過剰摂取や長期服用は控えるようにしたい。

 

女性を中心に「血中の気薬」として知られるウコン。

生理痛や、ストレスからくる胸の痛み、

胃の痛みの解消に、ウコンの生薬を取り入れてみよう。

 

~広東ジャピオン2014年11月3日号

 

 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

最新号の電子版はこちらから

PAGE TOP