天然的生活 第137回~洋葱(タマネギ)

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346 タマネギ ウェブ用

 

タマネギで血行促進

 

カレーや肉じゃがなどの料理や、デミグラスなどのソース類にも欠かせないタマネギ。

生食でも食べられるが、辛味が気になる人は、水にさらすか、火を通せばOKだ。

 

タマネギの辛みは、硫化アリルによるもので、

消化液の分泌を促し、新陳代謝を盛んにする。

ビタミンB1の吸収をよくするだけでなく、血液凝固を遅らせる働きがあり、

糖尿病や高血圧、動脈硬化の予防効果に優れるという。

また、疲労や食欲不振、不眠などの症状改善にも役立つそう。

 

中医学でタマネギは、解毒作用に優れ、血液をサラサラにするので、

高血圧や動脈硬化の予防によいと言われている。

さらに、胃の働きを促進する働きがあるので、

食後の消化時間を短縮し、眠気解消に有効だとか。

 

タマネギを用いた民間療法の1つに「タマネギワイン」がある。

タマネギ丸1個をみじん切りにしてワインに浸け、密封して3日間寝かせる。

これを昼と夜に50㍉リットルずつ飲むと、血糖値を整え、関節痛も緩和されるという。

ただし、辛味成分が熱を生むため、目が充血しやすい人や、

乾燥肌で痒みを感じる人は、摂取を控えよう。

 

血液サラサラ効果が期待できるタマネギ。

神経疲労や不眠で悩む人は、夕食時に生タマネギを食べてみては。

 

~広東ジャピオン2015年3月23日号

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