チンゲンサイで強く美しく
中国野菜として知られるチンゲンサイ。
シャキシャキとした食感とクセのない味が好まれ、
日本でも、豚肉などと一緒に炒めたり、クリーム煮などが親しまれている。
チンゲンサイは、ビタミCやカロチン、鉄、食物繊維を豊富に含み、
免疫力を活性化し、風邪予防に良いとされる。
また、ストレスからくるお腹の張りや便秘の改善などの効果も期待できる。
中国医学では陰性に属し、肺の熱を取る作用があるとされる。
皮膚や粘膜を健康に保ち、肌に潤いを与えるほか、
ドライアイなどにも有効なのだとか。
また、解毒作用のある野菜として知られ、
二日酔いや過度の飲酒後に食べる習慣があるようだ。
代表的な中華料理のひとつに、「双味香菇炒青菜」がある。
湯通ししたチンゲンサイをニンニクと油を熱した鍋で炒め、
塩と調味料で味付ける。
さらに油を足し、シイタケと砂糖を少量入れて炒め、
仕上げに濃い口醤油を振り入れて水分を飛ばしたら完成。
油と一緒に摂取することで、
カロテンの吸収率がアップするので、炒め物がオススメだ。
肌荒れや、目の痛みなど、身体の疲れサインを感じた時には、
チンゲンサイパワーで免疫力を高め、健康で美しい身体を取り戻そう。
~広東ジャピオン2015年6月29日号