天然的生活 第146回~苦瓜(ニガウリ)

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脂肪吸収を抑えるニガウリ

 

その名の通り、独特の苦みを持ち、好き嫌いが分かれるニガウリ。

ゴーヤチャンプルーなど、沖縄料理の食材として広く知られるほか、

南九州を中心に、お浸しや和え物にして食されている。

 

ニガウリの苦み成分であるチャランチンとコロソリン酸、モモルディシンは、

インスリンの分泌を促進し、血糖値を正常に導き、コレステロール値の低下にも役立つ。

また、カリウム、マグネシウム、カルシウムがバランスよく含まれ、

ビタミンCはトマトの5倍という。

 

中国でニガウリは薬膳食材の1つで、心臓の熱を取り、肝臓の働きをよくすると考えられ、

成人病予防効果が期待できる。

なお、脂肪の吸収を抑えるダイエット食品にも数えられ、

脂肌やニキビに悩む人に好適なのだとか。

さらに、眼精疲労の緩和にも効き目があるとされ、卵炒めやサラダなど、

様々な調理法で食されている。

民間療法では、ニガウリの汁を水に薄め、汗疹がある場所に塗ると、

数時間後には治まると言われている。

ただし、寒性に属す食材のため、身体が冷えやすく、

下痢気味の人はあまり食べないように。

 

インスリン分泌を促進し、脂肪吸収を抑えるのに有効というニガウリ。

健康的なダイエットを目指すなら、ニガウリ料理を一品追加してみては。

 

~広東ジャピオン2015年6月1日号

 

 

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