冬のダイエットは白菜で
白菜は、英名を「チャイニーズ・キャベツ」と言い、
原産は中国で、西安郊外の半坡遺跡では、6、7000年前の種も発見された。
中国では、悠久の昔から好んで食べられている野菜の1つである。
白菜の主成分は水だが、ビタミンCや、様々なミネラル類、
食物繊維などの栄養素も含み、バランスの取れた配合となっている。
漢方医学では、身体を冷やす野菜とされ、
風邪の初期対策や、予防に食べると良いと考えられている。
また、利尿・解毒作用があるので、二日酔いにも効果があるそうだ。
そして特筆すべき点は、100㌘当たり約12カロリーという、カロリーの低さ。
栄養バランスの良さと相まって、ダイエット向きの野菜といえるだろう。
白菜に含まれる栄養素は、水に溶けやすい性質を持つので、
食べる時にはスープ煮がオススメ。
作り方は、ベーコンと白菜を乱切りにし、軽く炒めた後、
水と出汁を加え、塩、醤油などで味付けをし、しばらく煮るだけ。
簡単だが、白菜のうま味が引き立つ一品だ。
栄養分とうま味を逃がさないよう、あまり細かく切らず、
汁を少なめに調理するのが良い。
冬は寒くて運動量が減ってしまいがち。
太ってしまう前に、白菜を食べてコントロールしよう。
~広東ジャピオン2013年12月16日号