天然的生活 第83回 ~白菜(ハクサイ)

368tennen

 

冬のダイエットは白菜で

 

白菜は、英名を「チャイニーズ・キャベツ」と言い、

原産は中国で、西安郊外の半坡遺跡では、6、7000年前の種も発見された。

中国では、悠久の昔から好んで食べられている野菜の1つである。

 

白菜の主成分は水だが、ビタミンCや、様々なミネラル類、

食物繊維などの栄養素も含み、バランスの取れた配合となっている。

漢方医学では、身体を冷やす野菜とされ、

風邪の初期対策や、予防に食べると良いと考えられている。

また、利尿・解毒作用があるので、二日酔いにも効果があるそうだ。

そして特筆すべき点は、100㌘当たり約12カロリーという、カロリーの低さ。

栄養バランスの良さと相まって、ダイエット向きの野菜といえるだろう。

 

白菜に含まれる栄養素は、水に溶けやすい性質を持つので、

食べる時にはスープ煮がオススメ。

作り方は、ベーコンと白菜を乱切りにし、軽く炒めた後、

水と出汁を加え、塩、醤油などで味付けをし、しばらく煮るだけ。

簡単だが、白菜のうま味が引き立つ一品だ。

栄養分とうま味を逃がさないよう、あまり細かく切らず、

汁を少なめに調理するのが良い。

 

冬は寒くて運動量が減ってしまいがち。

太ってしまう前に、白菜を食べてコントロールしよう。

 

~広東ジャピオン2013年12月16日号

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