今週の広東ローカルニュースを紹介

広州の展覧会業が全面再開

参加人数は延べ70万人

 広州市商務局によると、7月初旬から広州の展覧会業務が再開。8月11日(火)まで、琶洲地区の各展示館で開催された36の展覧会に、約70万人が参加し、それに伴い、琶洲地区の7月のホテル稼働率が大幅に上昇したことがわかった。

中国進出口商品交易会展館(広交会展館)では8月11日(火)、建築廃棄物や工業自動化技術などに関する5つの展覧会が同時開幕。出展企業は970社、1日の訪問者数は2万6000人を超えた。

昨年広州市は計690の展覧会を開催し、開催件数及び展覧面積で上海に次ぐ全国第2位であった。しかし、今年は新型コロナウイルス感染症の影響で、2月~6月に予定していた112の展覧会が延期または中止となり、広州交易会はオンライン開催となった。市工商局は展覧会再開に向け、コロナの経験を活かし、人が集まるイベントをスムーズ且つ安全に行うという。(8月12日)


広州のタクシー

上半期市場報告

 広州市は8月11日(火)、「上半期タクシー市場運行監測指標データ」を発表。市場規模や運営状況などを報告した。

今年6月末時点で、市内のタクシー会社は711社、車輌台数は2万312台であった。これに対し、許可を受けたオンライン予約配車サービス会社は45社あり、ネット予約タクシー運輸証発行数は8万141件、乗務員証発行数は9万5797件に上った。

また、市内タクシーの1日当たりの平均乗客数は22・72人、走行距離は約292・97㌔、売上は約639・53元であった。一方、ネット予約配車の平均予約件数は9・12件で、1日10件以上予約がある配車の平均走行距離は約128・21㌔、平均売上は約507・12元であったという。(8月12日)


中国マカオのビザ発給業務再開

電子クーポンで消費促進

 国家移民管理局は、8月12日から珠海市民の中国マカオへの旅行ビザ発給業務を再開すると発表。また、8月26日(水)からは広東省住民にも発給が再開されるという。

全国公安機関出入境管理部門によると、そのほかの地域住民への中国マカオ旅行ビザ発給は9月23日に再開される予定であることがわかった。これを受け、横琴新口岸が8月18日(火)15時よりに開通することも明らかになった。

マカオ経済局は大湾区の消費者に対し1000万元の電子クーポンを配布し、支付宝(アリペイ)による非接触の支払い方法を奨励して、消費を促すという。(8月12日)


広州の大気状況

南沙区が最もきれい

広州市生態環境局が最近、空気の汚染度を示す「広州市空気質量」の7月の状況を報告。同局の報告によると、広州市のPM2・5の平均濃度は1㎥あたり12マイクロ㌘で、前年比より36・8%も減少したことがわかった。さらに、広州市11区の中で、最も空気がきれいであった区は南沙区であることも判明。6月に続き、7月も栄誉に輝いた。また第2位は番禺区、第3位は越秀区であったという。

また同局の報告では、7月、空気がきれいであることを示す「優」と「良」のランクがついた日数は27日あり、一方、空気が汚く、健康に被害を及ぼす「重度以上汚染」は1日もなかったこともわかった。(8月10日)


屋外労働者の休憩所

現在125軒に上る

広州日報によると、屋外労働者が休止するための休憩所の数が125軒に達したことが判明した。

同休憩所は、労働者の働く環境を改善する「広州市総工会」などによって2014年より天河区や越秀区などに建設されたという。2014年当初の休憩所では、休憩用の椅子、飲料水設備、熱中症対策の扇風機かエアコンなどが設置されていたが、今ではそれ以外に、携帯などの充電スポットや無料Wi―Fiが設置されているという。

ただ現在、バスターミナルなどの人が多く集まる場所の休憩所では椅子などが足りず、利用できない屋外労働者がいる一方、一部の場所では休憩所の認知率が低く、利用率が低いことが問題視されている。(8月10日)

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