今週の広東ローカルニュースを紹介

白雲空港ターミナル1

6~8年後に大変身計画

 広州日報の取材によると、最近、白雲空港ターミナル1(T1)が20億元を投じ、改修工事を計画していることが明らかになった。現在、T1全棟の6~8年以内の改修に向けて準備中であるという。

空港関係者によると同計画では、将来T1とT2を合体して国際線エリアとし、ターミナル内の移動を便利にするという。また内部設計は「リラックス&ラグジュアリー」を基調とし、SNS映えを意識した造りを計画している。さらに、商業エリアにはハイブランドを誘致し、景観、グルメ、遊び、テクノロジーの要素を取り入れる考えだ。

直近の計画では、2030年の白雲空港の年間旅客数が延べ1億2000万人となる見込みで、T1は2025年を目標にターミナルビルの改修を行う。また、T1の西側に地下鉄22号線、東側に穂深、広佛環城際線の駅が新設される予定で、利用者は駅まで便利にアクセスできるようになる。(12月15日)


深セン市の給与水準

昨年比6・3%増

 深セン市人力資源及び社会保障局が最近「2020年HR市場給与ガイドライン」を発表。市全体の平均月給額は7825元で、昨年比6・3%増であったことがわかった。

所得層別の平均月給額は、高所得層が2万7906元で3・5%増。中間層は6432元で10・4%増。低所得層は3230元で6・8%増であった。また、業界別では、データ処理、ソフトおよびデータ技術サービスが最も高く、1万2250元。次に、衛生および社会サービスが1万1029元で金融の1万413元が続き、最低水準はホテルおよび飲食業の5477元であった。

学歴別では、院卒者の平均月給が最高で1万5429元、中卒以下は5007元であった。(12月15日)


進むペーパーレス化

深センの行政サービス

 深セン市公安局福田分局新行政サービスセンターは、12月15日(火)、全国に先駆けて出入境窓口の全ての手続きをペーパーレス化にした。今後は、利用者はオンラインで申請手続きや必要書類の提出を行う。これにより迅速な対応を実現し、サービスの質と効率が向上するという。

申請場所には待合スペースなどが設置され、写真撮影やコピーサービスが無料で提供される。パスポート申請に訪れた市民は到着後10分で手続が完了し、新しい身分証は自宅郵送又は最寄りの手続事務所で受け取ることができるという。(12月16日)


罰金10万元を命じる

ゴミ処理違反で

 深セン晩報によると、最近、深セン市宝安区沙井街道総合執法隊が高技技工業園で営業しているレストランの業務監査を実施。レストラン内で処理することができないゴミを、非認可のゴミ処理業者に処理させていることが明るみとなり、罰金10万元の支払いを命じた。

深セン市が制定する「深セン市生活ゴミ分類管理条例」によると、飲食関係者は、調理時に発生したゴミを宝安区がフランチャイズ経営する「朗坤公司」に処理委託することを義務づけられている。しかし、当該レストランの検査当日、身元不明の車が厨房よりゴミを運搬している場面を発見。関係者に事情聴取したところ、非認可の業者に委託していることが判明し、罰金処置となった。(12月14日)


APECフォーラム

3年連続、深センで

 深セン晩報によると、12月14日(月)、深セン市で3年連続「2020年APEC(アジア太平洋経済協力)中小企業工商フォーラム」が開催。日本、韓国、シンガポール、ロシアなど、APEC各メンバーがオンラインとオフラインの両方式で参加した。

同フォーラムでは、アジア太平洋地域の中小企業間で情報交換を行い、経済協力を活発にさせることが目的。フォーラム上では、中国政府関係者は新型コロナウイルス感染症の流行後、これまで自国が行ってきた様々な中小企業支援政策を紹介。さらに今後のさらなる発展を目指すため、政府支援の増大、自由貿易システムの維持、中小企業の協力体制の強化を提案した。(12月15日)

 

 

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