今週の広東ローカルニュースを紹介

世界ドローン大会閉幕

売上見込額200億元達成

 3日間にわたって開催された「ドローン博覧会―国際低空経済・ドローンシステム博覧会及び第10回深セン国際ドローン展覧会(略称USENドローン展)」が5月25日(日)、深センの福田会展中心にて盛況のうちに閉幕。同展覧会の展示面積は6万6000㎡、825社が出展し、うち国外出展者は16社に上った。

今大会は前回と比べ、展示面積は3万1000㎡増え前年比88・6%増、参加企業数は336社増え前年比76・3%増であった。3日間の累計入場者数は13万1463人に達し、売上見込額は200億元程度で前回を大きく上回った。

同期間に開催された「2025第9回世界ドローン大会」は、全体開場と106のフォーラム及び技術製品交流会で行われ、103の国と地域から1万余りの専門家、学者、企業家が参加。低空経済産業の発展について高度な交流と意見交換が行われた。(5月27日)


 

地下鉄口交通整理

デリバリー車対象

 広州交通警察など多部門が連携し、5月26日(月)から、市内の重点地下鉄駅の入口周辺で交通環境改善運動を実施。違法駐車や通行妨害車輛をレッカー移動した。また、不当な客引き、ナンバープレート無し或いは隠蔽した電動バイク、違法改造車に対しても調査した。

同日午前10時頃、天河区の「黄村」駅B出口付近では数百台の電動バイクが停車中で、拡声器とドローンにより繰り返し注意喚起を実施。警官は目立つ位置に配置され、通行に影響を及ぼす電動バイクのレッカー移動先、問合せ先、電話番号が書かれた警告通知を貼ってまわった。レッカー車の所有者は15日以内に規定の身分証等を持参し、管轄区の交通警察で処理を受ける。(5月26日)


深セン報業VRシアター

文博会で長蛇の列の人気

 第21回中国(深セン)国際文化産業博覧交易会が5月26日に閉幕。20分間の「深セン報業ラズベリーVRシアター」が予想を上回る人気を博し、5日間で2000人超が体験した。これは深セン報業集団が主流メディア変革の節目に立ち、「AI+メディア」の革新的原動力を以って、初めて一般消費者に直接向き合うプロジェクトである。

世界のVR市場は急速に発展しており、IDCの予測によると、2025年の市場規模は120億米ドルを突破。中国が成長の核心エンジンだという。(5月27日)


高考のホテル予約件数

23年より増加

 旅行サイト「去哪儿網」のデータによると5月27日(火)時点で中国の大学入試「高考(6月6日~8日)」期間の受験専用客室を用意しているホテルの予約件数は2023年に比べ80%増(2024年は端午節のため、比較対象にならない)。予約の多い都市は北京、上海、西安、成都、南京、天津、広州、大連、長沙、武漢、深センになっているという。

全国の受験専用客室の予約件数で広州、深センはいずれも全国トップ10にランクイン。中でも深センの受験専用客室は2023年同時期に比べ、1・8倍以上増加し、広州の受験専用客室は23年同時期に比べ、63%増加した。また予約件数が多いホテルはチェーンホテルだという。(5月27日)


南山ライチ収穫期

オークション開催

 深セン市にある南山区茘林公園で国家地理的表示産品になっている「南山ライチ百年」の摘み取り権および命名権のオークションが5月28日(水)にスタート。今回のオークションで樹齢百年を超える99本にも上る南山ライチ樹木の競売に成功した。

南山ライチは全国で初めて国家地理的表示のライセンスを受けており、深セン市で唯一の国家地理的表示産品でもある。同ライチは品質に優れ、風味が独特で国内外より人気を集めている。

今回のオークションで競売にかけられたのは樹齢100年を超える199本の南山ライチ樹木。落札価格は1万6800元から46万元と幅広かったという。(5月29日)

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