今週の広東ローカルニュースを紹介

広州の自動車産業売上目標

2025年までに1兆元

 政府常務委員会は8月24日(月)、「広州市促進自動車産業加速発展意見」を承認。広州市を2025年までに世界レベルの自動車産業基地にする計画が明らかになった。具体的には、自動車生産能力500万台突破、一定規模以上の自動車製造業の生産額1兆元にすることが掲げられている。

広州市は全国三大自動車生産基地のひとつで、自動車産業が広州の経済及び社会の発展に大きく寄与している。窒素燃料電池自動車の初期商業化を実現し、新エネ車の年間生産能力は全都市第三位。全国に先駆けて5G標準搭載スマートカーの試験走行区を建設し、自動車部品産業のエコシステムを構築している。

同意見書では、伝統的自動車産業の転換及び発展、新エネ車の品質向上、主要部品とスマート自動車電子集積システムの推進、スマートカー応用モデルの提示と産業化、自動車産業の動向把握を5大任務としている。(8月25日)

 


深センの平均寿命

19年は81・45歳

深セン市衛生委員会は最近、2019の深セン市民の平均寿命が81・45歳であり、この10年間で4歳近く上昇したことを明らかにした。2030年の予測平均寿命は83・73歳で、さらに2歳も上がる見込みだという。また、妊産婦や乳幼児の死亡率も先進国レベルまで低下しており、2%を下回ることが予測される。

2010年から今年上半期にかけて、深センの医療衛生機関の数は1827カ所から4437カ所に増加し、1・4倍になった。また医療従事者の数は、6万人から12万人に増え、人口1000人当たりの医者の数は2・05人から3・03人になった。健康面における生活、環境、管理、産業の指標も全国トップ水準を維持しているという。(8月25日)


7、8月の広州旅行業

昨年比7割まで回復

 第170回疫病防止・産業復旧新聞発表会が8月24日(月)に開催され、広州市の7、8月の旅行業が昨年同期比70%程度まで回復したことがわかった。

回復の要因として挙げられるのは、景観区のリノベーションや新観光エリアを創設するなどの取組みだ。市文化広電旅行局によると、昨年は番禺区で国家級の観光モデル区が1カ所、今年6月には従化区と増城区で省級の観光モデル区が2カ所登録。また、資金調達、新観光エリア開発、無形文化遺産保護の取組みも順調で、政策、資金、宣伝、サービス等の多方面に全力を注いでいる。(8月26日)


広東のゴミ事情

ポリ袋が使用禁止に

深セン日報によると、広東省発展・改革委員会と広東省生態環境庁が最近、「プラスチック製品の環境汚染に関する対策意見書」を発表。同意見書によると、2020年末までに、広州市、深セン市にあるデパート、スーパー、薬局、書店および飲食店のテイクアウトやデリバリーで自然に分解されない使い捨てポリ袋の使用を禁止にすることがわかった。実施日は9月1日(火)から、有効期限は5年間だという。

また同意見書では、全省の星付きホテルでも2022年末までに、自主的に使い捨てポリ袋の提供をやめることを要求。もしポリ袋を提供するなら、自動販売機などで利用者に購入させるよう提案している。(8月24日)


深センの小中学校

9月1日より開校

 深セン特区報によると、深セン市教育局は全市の普通小学校および中学校へ、9月1日(火)から開校するよう通知していることがわかった。

同局は開校にあたり、関係部署へ生徒および職員の健康状況の把握、開校前の新型コロナウイルス感染症の感染防止などを行なうよう指示。また特殊な状況を除き、生徒および職員に対し、校内ではマスクをつける必要はないが、常備しておくよう、通達しているとことも判明した。

さらに同局は開校前、各家庭に対し、生徒の健康状態の確認を行ない、異常があれば責任者へ報告するよう指示。また開校後は体温チェック、手洗いと消毒を義務づけているという。(8月26日)

 

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