今週の広東ローカルニュースを紹介

深セン地下鉄「福田駅」

検温・消毒ロボットが登場

 深セン市の「福田」駅では最近、乗客の安全確保および新型コロナウイルス感染症感染防止のため、出入口に2台のコロナ対策ロボットと、1台の自動消毒ロボットを設置。自動消毒ロボットの1回の作業時間は15分程度で、1日7回稼働しているという。

また、「深セン」駅と「深セン北」駅では、2021年から5Gスマート健康PCR検査コード確認機が89台設置されており、検査が効率化されている。さらに、使用頻度が高い一部のエスカレーターには自動消毒設備が設置されたという。

 深セン鉄道部門によると、夏休み期間が終了し、現在深センの主要駅では乗客の往来ピークを迎えている。8月下旬以降の深セン全駅の平均乗客数は40万人を超え、そのうち深センに到着した乗客数は25万人で、昨年と比べ4割増となった。予測では、移動のピークは9月上旬まで継続するという。(8月31日)


深セン市に試験区

ドローン産業牽引

 中国民用航空局は最近、深セン市、石家庄市、太原市、重慶市両江新区に対し、2つ目の民間無人操縦航空試験区の運用を認めた。

関係部署のデータによると、2021年の深セン市のドローン産業の年間生産額は600億元に達し、関連企業は1200社余り存在。また、無人機の輸出総量は国内90%以上を占めるという。

また美団、順豊(SF)などの企業では、既にドローンによる配送を開始。美団では状態化した試運転路線が11本あり、テスト回数は累計40万回を超え、実際の受注でも、7万件超の配送を完了しているという。順豊はこれまでに累計66航路、空域400㎡で認可を受け、今年上半期の配送飛行回数は延べ2万回、飛行距離は16万㌔を超える。(9月1日)


8号線「彩虹橋」駅

3路線乗り換えハブ駅に

 広州日報は、広州地下鉄8号線「彩虹橋」駅の開通準備は順調に進められていると報道。開通後は、南北に延びる8号線、市内環状線となる11号線、東西快速の13号線の3路線が交差するハブ駅となる。

「彩虹橋」駅の8号線プラットフォームは、1号線「公園前」駅と同様に両側扉が開くアイランド型プラットフォームで、上下両路線の乗客が分散される設計となる。11号線と13号線は乗継方向が同じなら、ホーム内で最短時間の乗り換えが可能。また、同駅は今後建設予定の芳白城際線の1駅目になるという。(8月31日)


暑運の白雲国際空港

航空市場の回復を示す

 広州日報によると、今年の暑運(7月1日~8月31日の夏休み期間、交通量が多くなる現象)で、白雲国際空港を利用した人は670万人、離発着した航空便は6万機であったことが判明。航空業界が新型コロナウイルス感染症の流行を防ぎつつ、市場の需要を徐々に回復させていることを証明した。

今年の暑運期間、白雲国際空港の利用状況は比較的安定しており、目立った混雑はなかった。また今年は、大人が付き添いなし(無陪)で旅行する児童が増加。同空港のデータによると、8月30日(火)まで、白雲国際空港の代行便だけ無陪で旅行する児童は5842人もいたという。(9月1日)


海珠区、非リスクエリア

オフライン教育を再開

 広州市疫病防控新聞発布会は9月4日(日)の記者会見で、9月5日0時より、海珠区と番禺区の非リスクエリアの住民は本区を離れる際、24時間PCR検査陰性証明書を持つ必要はないと発表。また同日から、海珠区の中・高リスク地域を除く小中学校、幼稚園はオフライン教育の再開を認めた。ただし、教師と生徒は登校する前に24時間のPCR検査陰性証明書の提出を義務付けている。

同発布会は、9月2日(金)15時から4日(日)8時にかけて、新たに発見された新型コロナウイルス感染症の感染事例は9件に増加と報告。これまで33件の感染事例が報告されているが、感染ルートは特定されていると発表した。(9月5日)

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