今週の広東ローカルニュースを紹介

広州地下鉄、顔認証導入

ダフ屋等の取締りを強化

広州地下鉄は今年の春節期間、初めて顔認証システムを導入。治安維持の取締りを強化していた。

例年、春節移動がピークに達すると「広州火車」駅には1枚2元の乗車券を外地から訪れた旅行客に高値で売りつける者や、旅行者の荷物運びを手伝う名目で手数料を強要する者、特急券のダフ屋などが多く出現。広州地下鉄の駅員にとって、駅構内の乗客誘導を行いながら、これらの迷惑行為を取締まることは業務上大変な負荷となっており、乗客と迷惑行為者の識別が難しかった。だが、今年の春節は新兵器として顔認証システムが導入され、迷惑行為を行った者が駅構内に入るとすぐに検知され、駅員と派出所が協力して取締りを行っていたという。

2月8日(月)~17日(水)の広州地下鉄の1日の平均利用者数は延べ約448万人を予測しており、昨年をやや上回る見込み。(2月9日)


深センの春節人出

昨年比、約3割増

 深セン市公安局交通警察局は2月7日(日)、直近7日間の深セン市内の1日の交通量が、昨年の春節同時期と比べて、約30%上昇したと発表した。

人民警察によると、春節期間中は鳳凰山公園、大梅沙海浜公園、世界之窓、東部架橋城、紅樹林、蓮花山などの観光エリアで渋滞が発生し、大型ショッピングモールは10時~12時、15時~18時に混雑が集中するという。

また、2月7日(日)~2月28日(日)の期間、市外ナンバー車両の深セン市内への乗り入れ規制が緩和され、深センナンバー以外のタクシーも市内乗入れが認められる。規制緩和は週末を含む2月28日(日)まで実施され、3月1日(月)から元通りとなる。(2月8日)


洛渓大橋拡張工事

今年6月完成予定

 洛渓大橋の新設部分が2月8日(月)に開通。車道及び歩道の走行が可能となった。これに伴い、洛渓大橋の既存橋部分は補修期間に入り、しばらく封鎖される。洛渓大橋拡張の全体工事は今年6月に完了する予定で、完成後は両側10車線の大動脈となる。

洛渓大橋は1998年に建設。全長1916㍍で、海珠区と番禺区を最初に結んだ大橋である。2018年に拡張工事が始まり、昨年10月に新設の両側6車線が完成。また、歩道もこれまでの1㍍幅から2・5㍍に広げられ、安全面を考慮した設計となった。(2月9日)


2021年深セン経済

80%の企業が好感触

深セン晩報によると、深セン市小売業界協会が最近「2020ー2021深セン市小売りチェーン店経営状況および業界発展傾向に関する報告」を発表。同発表では、80%以上の企業が「2021年の消費市場の回復と発展」に対し、楽観視していることがわかった。

また、同調査の結果では、56%の企業が2021年の業績は上向きになり、31%の企業が新型コロナウイルス感染症の流行以前の状態まで戻ると予測している。そのほかに、多くの企業でオフラインとオンラインが融合した新たなマーケットが生み出されており、87%にも上る企業が今後の発展に期待をよせているという。(2月8日)


深センの魅力再発見

ナイトクルージング

深セン晩報によると、深セン市の「東部通行航空有限公司」は、2020年末頃より深センの夜景を望むヘリコプタークルージングのサービスを開始。春節の新たな楽しみ方のひとつとして、多くの市民から注目を集めている。

同公司が提供するヘリコプターナイトクルージングは紅樹林海岸沿いを飛行し、深セン湾を旋回。飛行高度は300㍍以下で、福田中心区、平安大厦、車公廟、沙河ゴルフ場、世界の窓などが一望できるという。

東部通行の代表者は「2021年の春節は深センに留まる人が多い。ぜひヘリコプタークルージングを利用し、深センの魅力を再発見していただき、忘れられない一年にしてほしい」と語っていた。(2月9日)

 

 

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