今週の広東ローカルニュースを紹介

深センの公衆トイレ

街の景観に一役買う

 深セン晩報は最近、深セン市にある12カ所の公衆トイレを取材。どれもデザインや景観に創意工夫があり、既存のステレオタイプな印象を覆すものであると紹介した。

近年、深セン市は「トイレ革命」に取り組んでおり、356基の公衆トイレが新設、2405基が改良された。宝安区鐘屋荔枝公園の公衆トイレはハイスペック改良モデルで、シンプルで優雅な外観に加え、換気や採光にも配慮されている。また、南山区荔香公園のトイレは現代風で芸術性が高いデザインで、室内空間を広く確保し、植物がプラントされた壁面を用いることで自然との一体感を感じることができる。さらに、深セン地下鉄では、換気による消臭と照明の増加、授乳室等のプライベート空間の増設が行われた。

深セン城市管理局は環境指数を用いてトイレ管理会社の業務水準を評価し、2017年1月の60・67点から現在89・13点まで上昇したという。(3月15日)


違法電動自転車

広州で取締り実施

 広州市市場監督管理部門は3月16日(火)、違法改造された電動自転車の生産及び販売状況について検査を実施。3月15日(月)から4月15日(木)まで、市内の電動自転車メーカーや販売業者に対して行われるという。

同局責任者によると、電動自転車の違法改造の行為には、「時速25㌔超の高速化」、「バッテリー電池の数や容量の増加」、「雨・風除けの設置」、「座席シートを長くする」、「チャイルドシートの増設」などが該当。違法車両の製造、販売、改造を行うと、規定に基づき車両没収及び1台当たり2000元の罰金が科される。

現在店舗ではオートバイと電動自転車が並んで一緒に販売されているため、分かりやすい標示を設け、分けて販売するよう検査員が奨励していた。(3月17日)


電動自転車の交通マナー

横断歩道で歩行者優先

 深セン市龍岡区の横断歩道で最近、一時停止した車に対し、少女がお辞儀で感謝の意を示した動画が話題を呼んだ。市交通警察は、自動車以外の車両についても、歩行者への安全配慮と共に、通行意識の向上に努めている。

電動車の一時停車は2019年11月1日に施行された「深セン経済特区道路交通安全違法行為処罰条例修正案」に定められており、横断歩道で一時停止しなかった場合、500元の罰金と3点減点となる。また、ヘルメット未着用は200元が科される。(3月15日)


深センの郵政業務

満足度が大幅上昇

深セン市郵政管理局が最近、2021年1月の「消費者クレーム状況」について報告。同報告によると「全国配送」に関するクレーム率は平均2・3%、「深セン市配送」に関するクレーム率は平均1・37%で、昨年同期と比較し、大幅に改善された。

同市郵政管理局が1月、郵政お客様センター「12305」を通じ、消費者から受けたクレーム件数は前月比9・26%ダウンの647件で、同市郵政管理局の担当者は迅速に処理を行い、約32万元にも上る経済損失を回避させた。また消費者の郵政管理部門に対するクレーム処理の満足率は98・40%で、クレーム処理の結果に対する満足率については93.90%となっている。(3月15日)


広州地下鉄22号線

工事は順調に進行

 広州日報が3月16日(火)、広州地下鉄関係者より得た情報によると、650日の工事期間を経て、地下鉄22号線・番禺広場~番福区間の左側トンネルが近日、無事開通することが判明。さらに、そのほかの工事も順調に進んでいることがわかったという。

地下鉄22号線は、全長61㌔。南北に伸びる路線で「万頃沙駅~番禺広場駅」と「番禺広場駅~芳村駅」、ふたつの路線で構成されている。2017年10月31日より工事が始まり、2021年の開通を目指している。

また、広州地下鉄関係者によると、現在、陳頭岡駅、広州南駅、番福駅、番禺広場駅、4駅が開通。基礎土木工事は94%完了しているという。(3月17日)

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