今週の広東ローカルニュースを紹介

二沙島芸術公園ら

今後はテント禁止に

 広州日報は最近、市内の公共緑地をレンタル目的で占拠する「無人テント」の問題視されていると報道。同市都市管理および林業園芸局は今後、二沙島芸術公園および宏城公園でのテントの設置を禁止し、現場パトロールを強化していくという。

市林業園林局は最新の「広州市公園緑地開放共有区域リスト」を発表し、73カ所の「テント開放共有区域」を公表。そのリストの中に二沙島芸術公園と宏城公園の名が含まれておらず、両公園は今後テントの設置が認められないことがわかった。ただ二沙島芸術公園は「その他活動区域」のひとつに選出されたため、ピクニックなどの屋外レジャーは実施ができる。

一方、宏城公園は芝生の一般開放は認められず、いかなる屋外活動も禁止されたという。不満や意見があれば、5月11日まで広州市林業園林局で直接受け付けている。(5月10日)


広州茶博覧会

5月25日に開幕

 広交会展館(中国輸出入商品交易会展覧館)Ⅾ区で5月25日(木)~28日(日)まで「2023春季中国(広州)国際茶業博覧会」を開催。会場規模は4万㎡で、300社余りの優良企業が出展し、茶生産業のサプライチェーンが勢揃いする。

広東省は中国の重要な茶葉生産地で、国内消費量第1位。重要な貿易港でもあり、流通量は国内最多である。昨年の省内の茶畑面積は9億9000万㎡、茶葉生産量は16万800㌧、年間消費量(転売含む)は約25万㌧、年間流通額は約600億元であった。

新聞発表会によると、2022年の全国の茶畑面積、茶生産量、売上高、国内消費量はいずれも増加したという。(5月9日)


5月一週目の果物取引量

ドリアン1182万㌔

 広州江南果菜市場は5月9日(火)、5月1日(月)~5月7日(日)の果物の価格指数を発表。同発表によると、果物全体の平均価格は500gあたり23・24元で、1日平均取引量は609万9400㌔であった。また同期間の売れ筋は輸入ドリアン、輸入ブドウ、スイカで、これら3種の果物の週間取引量は各1182万8000㌔、1040万3000㌔、293万5000㌔であったという。

現在、輸入果物の売上は引き続き上昇。価格が上がったのはチェリートマト、マンゴスチンなど。低下したのはメロン、イチゴ、バナナであった。(5月9日)


中国、日本の企業交流会

深セン市商務局が主催

 深セン市商務局、中国香港投資推広署の主催で、5月11日(木)「2023中国(深セン、香港)-日本(東京)企業交流会」が開催。同交流会は深セン、中国香港、東京にある企業が貿易促進、物流投資など、様々な分野で意見交換や協力体制を構築し、ウィンウィンの関係を作り上げようとするのが目的であるという。

深セン市商務局の副局長はあいさつの中で「深セン市は優れたビジネス環境、活発な消費市場によって、300余りにも上る国の企業を誘致してきた。特に日本企業はこれまで1000社ほどが深センに投資をしているので、この交流会を通し、我々の関係をさらに強固なものにしたい」と語っていた。(5月14日)


5月20日に婚姻届け

永遠の愛を誓う特別日

 広州市民政局は、多くの市民の要望を受け、5月20日(土)当日、広州全市の婚姻登録所を終日、事務手続きを行うと発表した。

中国では「我愛你」と「5・20」との発音が似ていることから、多くのカップルはこの日に婚姻届けを出すという。このような状況下で、大部分の都市の婚姻登録所では、5月20日当日を特別開庁日として、結婚届を受理する準備をしており、広州市も特別に事務手続きを行うという。

広州市民は広東省婚姻登録ネット予約システム、広東省婚姻登記ミニプログラムを通じて婚姻登録を予約することができるほか、電話や現地で予約や問い合わせをすることができる。(5月14日)

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