今週の広東ローカルニュースを紹介

港珠澳大橋から香港空港へ

再入国検査不要に

 中国香港特別行政区の財務長官が最近、今後の中国香港国際空港のの開発・発展について言及。長官の話によると、同空港および周辺エリアでは、多数の工事が進められ、滑走路、大型ショッピング施設、ホテル、商業ビル、物流センターなどが相次いで完成しているという。

3本の滑走路は来年末に完成予定で、同空港の旅客処理数は約50%ほど向上。毎年延べ1億2000万人の受け入れが可能となる。また今後、港珠澳大橋経由で中国香港国際空港を利用する乗継客は、直接空港内の制限区域から搭乗ゲートへ移動できるようになり、中国香港で再度入国審査を受ける必要はなくなる。

さらにグレーター・ベイ・エリアの貨物輸送サービスおよび効率向上のため、本土から輸出する貨物の航空安全検査、梱包、受取などの手続きを東莞で完成させ、海上輸送で直接、中国香港空港へ運び、世界各地へ運搬する。運営コストは約半分、積載時間は1/3になるという。(8月23日)


22時以降消費活発

スポーツや飲食に

深セン晩報の調べによると、現在深センのナイトタイムエコノミーは盛況で体験型、娯楽型、双方型など様々なタイプのアミューズメントが存在。若者の消費力が、現在深センのナイトタイムエコノミーの発展牽引し、新たな業態を生み出しているという。

近年、深センのナイトタイムエコノミーの消費額は顕著に上昇傾向を示し、特に22時以降の消費規模は全国上位。美団のデータによると、今年の深セン地区のショッピングモール売上規模は全国1位、カラオケ店の数全国1位、フィットネスセンターの売上規模全国2位、夜間レジャー・娯楽消費は全国4位であった。7月、8月の夜間スポーツ売上は昨年比150%増で、内、球技は350%増だという。(8月23日)


配送件数200億件突破

ライチなど農産品が人気

 省郵政管理局のデータによると、8月18日(金)までの広東省配送件数が200億2900万件に達し、1カ月前倒しで200億件を突破したことがわかった。配送件数は2020年に初めて200億件を超え、今年はわずか230日で大台を超えた。

取扱業務量は農村の特産農作物が比較的多く、湛江産パイナップルは700万件超、茂名産ライチは1600件超であった。農村の若者は基本的に外地で修学・就業し、発送作業は老人が担うため、集荷回収サービスは大きな助けになるという。(8月23日)


天環広場の連絡通路

8月22日より開通

 ショッピングモール「天環広場(Parc Central)」の関係者の話によると、8月22日(火)より、地下鉄1、3号線「体育西路」駅とAPM線「天河南」駅の連絡通路が正式に開通。地下鉄「体育西路」駅B出口から天環広場へ直接行くことができようになったという。

APM線の1日平均利用者は3万9700人であるのに対し、体育西路駅は43万6100人。これまで、天環広場は地下鉄APM線としか繋がっておらず、「体育西路」駅から天環広場行くには一度地上に出て道路を渡らなければならず、天環広場と「体育西」駅との間に連絡通路を建設するのは急務であった。接続通路開通後はどのような悪天候でも、気軽に天環広場へ行くことができるよになったと多くの市民は喜んでいる。(8月22日)


全国で博物館ブーム

広東税関博物館も盛況

 今年の夏休みは中国全土で「博物館ブーム」が巻き起こっており、広州市茘湾区にある広東税関博物館もかつてない「見学ブーム」が到来。博物館関係者の話によると7月以来、同博物館累計見学者数は2万6000人を超え、過去最高を記録。夏休みの見学者数だけでも2019年の年間見学者数を超え、1日の見学者数も連続して記録を更新。1日の最高見学者数は1132人に達したという。

広東税関博物館は美しい珠江のほとりに位置し、最初の全国税関システム業界博物館である。元は広東税関オフィスビルで、屋上に大きな時計があり、地元民からは「大鐘楼」という名で愛されている。(8月25日)

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