今週の広東ローカルニュースを紹介

広州産ライチ

世界六大陸へ輸出

 広東税関の最新統計によると、2022年の広東のライチ輸出額は1億7000万元を到達。全国のライチ輸出の59・4%を占めており、今後も輸出増が継続する見込みだという。

 ライチは保存が難しく、足が早い果物の典型であるが、現在は流通エリア制限の問題を克服し、その市場は世界六大陸20余りの国や地域へ広がっている。ライチは鮮度を保つのが難しく、枝から収穫すると1日で変色、2日で香りが変化、3日で味が落ち、4日で香りも味もなくなるという。華南農業大学の呉教授は科学・生物殺菌剤、㏗調整剤、バイオコーティング材などの技術活用で保管および運搬時間の延長し、ライチの変色、香りと味の劣化を有効に抑制。鮮度保持技術と運輸条件の向上により、広州白雲国際空港からEUへの輸送は、収穫日から僅か4日程で到着可能となった。(5月17日)


「龍舟水」期間

登山キャンプ注意

 広州市政府は5月17日(水)に開催した新聞発表会で2023年の「龍舟水(端午節前後の期間に集中して降る大雨)」のリスクを発表。関連部門に対し、龍舟水対策業務の説明を行った。

気象部門の降水予測によると、今年の広州の龍舟水期間は5月21日(日)~6月20日(火)で、地質災害の発生は例年通り、主に倒壊や地滑りが懸念されるという。また、広州市計画自然資源局は龍舟水の雨量増加期間、外出時間や幹線道路に配慮し、坂道、水辺、崖などのリスクが高いエリアに長時間滞在しないこと、登山、ハイキング、キャンプなどのアクティビティを避けるように注意を促している。(5月17日)


屋外労働者にアイス配布

広州市内5カ所で無償提供

 広州市内で5月16日(火)、「2023年屋外労働者愛心アイス無償提供イベント」を実施。屋外で業務に従事する労働者に無償でアイスが提供された。

同イベントは、広州市総工連合の有志企業によって実施。市内10カ所の屋外労働者組合が選ばれ、東山(亀岡)バス停、工人文化宮、天下区石牌街道暖蟻巣・小哥驿、員村工人文化宮、嶺南新世界バス停など、5カ所のステーションで配布された。実施期間は5月16日~6月30日、7月1日~8月7日の2期に分けて行われる。(5月17日)


佛山警察博物館

落成式を開催

 佛山市で国際博物館の日である5月18日(木)、佛山警察博物館の落成式が開催。6月1日(木)よりテストオープンされるという。

同博物館の展示面積は2600㎡余りで、展示品は1500点余り。清時代の警察が夜回りで使った警備用品や消防帽、中華民国時代の警察が使用していた懐中電灯、警笛、消防車など、歴史的にも価値が高い品々が展示されているという。

仏山市副市長で市公安局党委員会書記、局長の寧氏は「佛山警察博物館の一般開放を契機に、訪問者が我々警察の活動を身近に感じ取ってもらい、市民とのコミュニケーションを円滑にしたい」と語った。(5月19日)


中国国際文化産業博覧会

6月、深センで開催

中国文化産業の発展を促進し、中国文化製品の国際進出を推進することを目的にした展示会「第19回中国(深セン)国際文化産業博覧交易会(文博会)」が6月7日(水)から11日(日)までの5日間、深センで開催。3596にも上る政府機関、企業などが出展する予定である。

今回の文博会のメイン会場は深セン国際コンベンションセンターに設置。展示面積は12万㎡で合計6つのパビリオンが用意されるという。また関係者の話によると、今年の文博会はオフライン展示をメインで行うとされているが、オンラインでも参加可能となっており、取引なども行えるようにし、デジタル文博会の様相も見せていきたいという。(5月19日)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

最新号の電子版はこちらから

PAGE TOP