今週の広東ローカルニュースを紹介

2~3㌔毎に充電スタンド

最新機充電5分で200㌔

 広州市工業情報化局は、今年上半期の市内にある新エネ自動車数が計6万4600台に達したことを報告。また、充電機の分布密度は天河区、越秀区、海珠区が高く、1㎡当たり各57・41台、45・36台、34・34台であることも発表した。さらに、中国電動自動車充電インフラ設置促進連盟のデータによると、広州の充電塔設置率は1級都市の中で第2位であったという。

現在市内充電スタンドは全市をカバーし、2~3㌔毎に設置されている。利用者はアプリから最寄りスタンドや空き状況を確認することが可能だが「利用登録が手間」、「故障状況が未反映」などの問題がある。その現状の問題を打破するため、南方電網と国家電網などは個人企業、車会社などと協力し、統一アプリでの対応を目指しているという。さらに、市工業情報化局は来年迄に充電設備5万台、充電スタンド4000カ所の設置を目指している。(11月16日)


広州タワー周辺

5カ所が改善予定

広州日報によると、最近、閲江路濱江区間の景観環境改善を目的とした「設計コンテスト」に関する技術文書が公表されたと報道。公表された文書によると、コンテストには国内外8社の著名な設計チームが参加したという。

閲江路濱江区間には、広州タワー、海心橋、琶洲西区などのランドマーク資源があり、珠江沿岸の重要発展エリアとなっている。今回のコンテストは、主に広州大橋南ウォーターフロント、広州タワー岸階段、黄埔湧西広場、黄埔湧の歩行路、琶醍濱水平台の5カ所が重要改善対象とされ、8社の設計チームは景観、交通、都市計画などの角度から、魅力的な都市方案を制作する。コンテスト結果は2022年1月に発表されるという。(11月16日)


媽湾港が開港

自動化が進むスマート港

 深セン蛇口媽湾港が11月14日(日)に開港。船上のコンテナは、スマート操作センターの作業員が遠隔操作で持ち上げ、正確に地面に降ろして自動運転集荷トラックに積み込み、トラックはシステムで決められたルートを走行し、積み下ろし場所で荷物運搬業務を完了したという。

媽湾港は国内で初めて従来の港を自動化したスマート港で、人工知能、5G応用技術、中国独自GPSシステム「北斗」、ブロックチェーンなどの技術により実現された。海星港と運営を一体化し、年間取扱コンテナ数約250万箱を可能にする。(11月16日)


 

深センに新たな遊覧

美しき自然を眺める

新華社によると、深セン市政府と中国香港特区政府が11月14日(日)に「環香港大屿山ミニ遊覧船」を開通させたと報道した。

同遊覧船は「港珠澳大橋遊覧船」や「前海湾遊覧船」のように、海上から深センや中国香港の景色を楽しむ「海上看湾区プロジェクト」のひとつとして開通した航路。「内伶仃島」、「中国香港空港」、「青馬大橋」、「ビクトリア港」、「長洲島」、「天壇大佛」、「大島山」、「白イルカ自然保護区」、「港珠澳大橋」など、人気のある10カ所の観光スポットを巡る。自然景観と人文景観が豊富で、珠江口近くでは、時おり、白イルカに出会えるかもしれないという。(11月15日)


赤十字会などが寄付

広州地下鉄、AED設置

 大洋網によると、広東省赤十字会、広州市赤十字会や広東省慈善総会などが最近、広州地下鉄に対し、194台の「AED(自動体外式除細動器)」を寄付したことがわかった。これにより、広州地下鉄は全駅にAEDが設置できることになったという。

地下鉄職員は「各駅、AEDの設置場所は現場の判断に委ねられているが、原則は駅のコントロールセンター付近に設置されている。また、AEDの設置状況を多くの人に知ってもらうため、広州地下鉄ではすでに公式アプリ上でAEDの設置位置情報などを更新。さらに車内テレビなどで関連情報を配信している。」と発表した。(11月15日)

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