今週の広東ローカルニュースを紹介

深センで学校給食開始

減塩、減油、減糖に配慮

 深セン市衛生健康委員会、市教育局、市市場監督局が「深セン市規範学生栄養食調理および配膳業務実施方案」を発表。今年から各区小中学校のテスト校に栄養健康食堂を設置し、生徒に給食を提供することがわかった。生徒は校内で栄養のある食事が摂れ、保護者は「小中学生配膳データプラットフォーム」からメニューの栄養バランスを確認できる。

近年、深セン市では児童の肥満や健康不良が問題となっている。2018~19年に市内約140万人の小中学生を対象に行った健康診断結果は栄養不良9・74%、体重超過12・31%、肥満8・42%、貧血3・32%の割合であった。

実施方案によると、食堂で提供する食事は穀類・芋類、野菜・果物類、肉・魚・卵類、チーズ・豆及びナッツ類の4大分類から3つ以上を含むメニューに加え、乳製品も提供する。また、個別食が必要な生徒の対応も行う。(3月23日)


電動バイクの取締り実施

リモート検問も同時推進

 広州交通警察と市場監督部は3月23日(火)、市内全域で電動バイクの取締りを実施。当日正午までに市内85カ所の検問所で減点処分を受けた電動バイクの数は600台余りで、7100超の違法行為が検挙された。

また同時に「動態重量監測システム」によるリモート検問も推進され、改造車や故意に車両番号を隠した建材運搬トラック、貨物運搬車など5件が検挙された。よくある取締り事例には、フードデリバリー配達員による蓄電池容量増設の改造や、ヘルメット未着用、運転免許証不携帯、積載超過などがある。運転手の中には「普通三輪バイク(D牌)は車道を走行できると思っていた」という者もいたという。(3月24日)


今年の台風上陸予測発表

6月以降のゲリラ豪雨警戒

 気象災害リスクおよび防御新聞発表会が3月23日(火)に行われ、今年の台風上陸が例年よりも早い・多い・強力であるとの予測が発表された。市気象局は行政工事、施設、臨時工事現場、超高層ビル、電気通信供給等の都市ライフラインに警戒するよう注意を呼び掛けた。

同局は、今年は100㎜以上の雨又は8級以上の突風を伴う危険リスクが極めて高く、落雷やゲリラ豪雨、雹、竜巻等の災害に注意が必要だという。また猛暑日が35~40日間続き、特に7~9月に台風の影響を受けて気温が上昇しやすいという。(3月24日)


1月~2月の広東経済

多くの分野で回復傾向

 広東省統計局は3月22日(木)、最新の経済データを発表。同発表によると、2021年に入った2カ月間の新型コロナウイルス感染症の抑制と経済発展は順調で、各業界の市場および不動産投資は回復傾向にあるということがわかった。

同発表を詳しく見ると、今年1~2月、売り上げ高が2000万元以上になる工業生産活動は前年比44・6%増の4745億元に達した。またコンピューター、通信、そのほかの電子機器製造業は前年比37・2%増、自動車製造業は前年比76・3%増であったことも判明した。

また、不動産投資も堅調で、前年比37・2%増の1797億元に達したこともわかった。(3月23日)


ネット予約タクシー

前月より利用数増加

 中国の交通運輸部が3月22日(月)、「2月度全国ネット予約タクシーに関するデータ」を発表。同発表によると、深セン市のネット予約タクシードライバーおよび許可車輛の数量が、全国で第2位と第5位にランクインしたことがわかった。

そのほかにも同発表では、36の中心都市における「2月度ネット予約タクシー利用数」も発表。第一位には北京が輝き、次いで成都、上海、重慶、広州となったことが判明した。

また、深セン晩報の調べでは、深セン市ネット予約タクシーの1日平均予約数は10・4車で前月比より12・8%上昇。1日平均の売上額は324・54元で、前月比13・6%上昇したという。(3月23日)

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