今週の広東ローカルニュースを紹介

天河区の公園整備

「ポケットパーク」続々誕生

 広州日報によると、昨年末より天河区では新しい公園の建設ラッシュが継続。宏景台南側、宏景台北側、沙河頂市場三角地、地下鉄体育西路駅G出口、水蕯横路等のエリアに新設された小さな公園は街に緑の彩りを与え、人と自然の共生、生態と産業の有機的融合効果が期待される。

天河区は「生態公園・都市公園・社区公園・ポケットパーク」の4段階で体系的な公園建設を進めている。区内の空き地や緑地効果の低い隙間スペース等も充分に利用し、社区の公園や小さな「ポケットパーク」を設けることで、緑地環境を大きく変えようとしている。

現在、区内には各タイプの公園が92か所あり、ポケットパークは珠江新城、天河路商圏、沙河片エリアに集中。2021年に最初のポケットパーク14個所が建設され、天河区では引き続き第二弾のポケットパーク(及び社区公園)の建設を計画しているという。(4月22日)


広東省の人口密度

10年で20%増加

 中国で人口が一番多い広東省では、2023年末、居住人口が1億2700万人を突破し、2022年末から49万人増加した。

広東省の居住人口は全体的に安定増加傾向にあるが、2022年は2021年と比べて約27万人減少し、1978年以来初めてマイナスとなった。広東省統計局の分析では、22年はコロナ禍で省外流動人口が暫定的に帰省したことが原因だという。

現在、広州市の居住人口が省内最多で、23年末の人口は1882.70万人で全省の14・82%を占め、中でも、白雲区、番禺区、天河区は200万人を越える。10年前と比べ、広州市の居住人口は約44%増加。広州戸籍者の数も増え、出生数は6年連続国内首位。(4月22日)


23年の公共図書館利用者数

述べ3000万人超が来館

 広州市は4月21日(日)、「広州市「図書館の城」建設年度報告2023」を発表。昨年の市内公共図書館の来館者数が初めて述べ3000万人を越え、3263万3900人であった。また、貸出冊数も3613・25万冊で、過去最高であったという。

読者登録は広州市民の約1/3にあたる29・70%に到達。広州図書館副館長によると、一人当たりの平均来館数は述べ1・73回。黄埔区の来館者数が最も多く、貸出件数が200万冊を越えたのは南沙、黄埔、花都、越秀の5区であったという。(4月22日)


深センのブックカフェ

現在、64カ所で営業

深セン商報によると、これまで深セン市の公園内に64軒のブックカフェが誕生。深セン市民に快適な読書空間を提供している。

深セン湾公園閲海広場にあるブックカフェ「遷鳥書吧」は、深セン湾の景色を眺めながら、読書とコーヒーが楽しめると多くの市民から人気を集めている。同カフェ店長の話によると、平日は4~500人、休日になると1~2000人ほどのゲストが来店するという。

また蓮華山公園内にある「紫陌書吧」は緑に囲まれた癒しのブックカフェで約700種、2000冊以上の蔵書がある。また不定期で読書会や文芸展などのイベントも開催されているという。(4月24日)


深セン市内の手足口病

昨年より発症率が上

 深セン市疾病管理センターによると、最近、市内で手足口病の発症率が上昇。昨年に比べ、夏の流行シーズンに入るのが早くなっていることが判明した。

例年、深セン市では気温が上がり、降水量も高くなる5~10月にかけて、手足口病の発症が多くなる。だが今年は4月下旬より手足口病に罹った患者が増え始めているという。

手足口病は口の中や手足などに水疱性の発疹が出るウイルス感染症。症状が現れているのは3~5日間。5歳以下の子どもに発症しやすく、3歳以下の子どもは重症化しやすいのでワクチン接種などをして予防する必要性があると医療関係者は警鐘を鳴らしている。(4月25日)

 

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