今週の広東ローカルニュースを紹介

ビンドゥンドゥン大人気

広東の玩具市場に旋風

 広州日報によると、今年に入り、北京冬季オリンピックのマスコットキャラクター「ビンドゥンドゥン(氷墩墩)」の人気が沸騰。今大会特許商品の売上は、25億元を突破したという。

多くの業界関係者は、ビンドゥンドゥンの人気やブームは、若者層のSNS行動と切り離せないという。特にZ世代を中心に、箱を開けるまで中身が分からないミステリーボックスが人気。この「ガチャ」ブームにビンドゥンドゥンを上手く乗せたことで、レアキャラを求める若者らの間で火が付き、SNSでの投稿を通じて話題が沸騰した。

春節後、広東省の受託製造工場では注文が殺到し、ビンドゥンドゥン周辺商品の増産に追われている。データによると、現在2000社余りある関連玩具メーカーの売上は、冬季五輪の追い風を受け、売上が2021年同期比で406・5%増加したという。(2月22日)


広州の気温低下

電力使用量40%増

 広州市では、2月18日(金)から強い寒気の影響で気温が低下し、暖房使用による電力ニーズが急増。データによると、2月20日(日)、広州の最高供給電力負荷が1449万kwに達し、前週の2月13日(日)から21%増した。広州供電局では、2月21日(月)~22日(火)にかけて広州の電力網は最大約1600万kwに達し、昨年同期比で約40%増加するという。

同供電局は、気象データに基づき、24時間体制で電力設備の運行状態を監視。暖房電力の使用ピークである17時~22時頃も安全・安定の電気供給を確保した。また、長時間暖を取る際は一酸化中毒に気を付け、暖房器具を洗濯物などで覆わないよう呼び掛けている。(2月22日)


深セン国際空港

重点工事加速

 深セン商報によると、深セン宝安国際空港第3滑走路の基礎工事が、現在、全体の36%完了していることが判明。宝安国際空港への投資額は123億3000万元で、2024年末に完成予定だという。

建設中の第三滑走路は長さ3600㍍、幅45㍍で、A380型機等の大型旅客機も離発着が可能だという。将来的には、3つの滑走路が連動して運航し、離発着便の増加や、全体運航の効率化を図ることで、年間旅客数8000万、貨物数260万㌧の取り扱いを目標にしていると言う。(2月23日)


1月の広州CPI

昨年に比べ0・5%増

国家統計局広州調査隊は2月21日(月)、1月における広州住民の「CPI(消費者物価指数)」を発表。同発表によると、昨年に比べ、CPIは0・5%上昇し、景気が上向き傾向にあることがわかった。

中でも、交通・通信分野の上昇率は高く、昨年に比べ1・9%も上昇。要因として考えられるのは「、冬休みや春節などの長期休暇による旅行需要の増加」だと関係者は話している。飛行機や長距離バスの価格がそれぞれ34・1%、24・4%も増加したことが判明した。さらに、政府による石油製品の価格調整を受け、ディーゼルオイルとガソリンの価格もそれぞれ2・5%、2・2%も増加した。(2月22日)


南沙区の自動車産業

25年に5000億元

 広州日報によると、2月21日(月)、南沙区政府関係者が同区における今後の自動車産業の展望を発表。同発表では、2025年までに同区の自動車産業規模を5000億元にするため、政府が各企業をサポートしていくことがわかった。

2021年における南沙区自動車産業の生産額は1548億元に到達し、4年連続で1000億元を突破したという。南沙区政府は「2025年までに自動車産業規模を5000億元にすること」を目標に掲げ、広汽トヨタ自動車の新エネルギー車の第二期生産能力拡張、広州巨湾技の動力電池生産ベース建設など、各企業が掲げるプロジェクトを推進させていくという。(2月22日)

 

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