今週の広東ローカルニュースを紹介

洛渓大橋の拡張工事完了

3年半ぶりに全線開通

 洛渓大橋が12月6日(月)、41カ月に及ぶ拡張工事が終わり、開通した。新旧合わせて全面10車線になり、通行能力は2倍に増加。また近隣住民の環境に配慮し、防音対策が施された。

洛渓大橋は1988年12月に建造され、広州市街と海珠区や番禺区を繋ぐ重要な役割を担ってきた。北は広州大橋、南は国道G105線に通じている。広州大道と国道G105線はいずれも10車線だが、旧洛渓大橋へ入った途端4車線に減少するため、渋滞の原因となっていた。

急速な経済発展に伴い広州市街が拡張するにつれ、4車線の旧橋では増加する交通量への対応が難しくなり、2018年6月に拡張工事を開始。旧橋の基礎の上に、新たに東西両側3車線を建設し、全長2080㍍の橋が完成した。1・9㍍の歩行者道と非電動車両の専用レーンが設けられ、また南岸に669㍍の全封鎖型防音カバーが設置された。(12月7日)


サテライトホール

深セン空港に登場

 深セン宝安国際空港のサテライトホール(衛星庁)が12月7日(火)、正式運用を開始した。

サテライトホールは第3ターミナルビル(T3)北側に位置し、地上4階・地下1階建て。地下1階は主に移動プラットフォーム、地上1階は空港内移動列車の到着ロビーなど、2階は国内線到着通路と出発ホールなど、3階は国内線待合いなど、4階は休憩ラウンジとなっている。乗客の待合い、搭乗、離発着及びトランジット機能を担い、チケットの発券、荷物預け入れ、安全検査、手荷物ピックアップ等がT3内で完結できるようになる。

サテライトホールへの移動は、T3ビルの安全検査エリア後方にある乗車口から空港内移動列車に乗り、3分程で到着可能。(12月7日)


ロサンゼルスと友好40周年

越秀公園に友誼花園が開園

 広州とロサンゼルスの友好40周年を祝い、12月5日(日)、越秀公園内に友誼花園がオープンした。同ガーデンでは、広州市花の「木綿花」やロサンゼルス市花の「ストレリチア(極楽鳥花、中国語名は鶴望蘭)」を間近で鑑賞することができる。

1981年12月8日に両市は正式に友好関係を結び、ロサンゼルスは広州市の2番目の国際友好都市となった。友好40周年記念として設けられた友誼花園は広さ約1500㎡で、ロサンゼルスから寄贈された各種記念品が展示され、両市の市花が植樹された。(12月6日)


春運の団体チケット

事前予約を開始

 広州日報によると、中国鉄路広州局集団有限公司は12月7日(火)より、「春運(春節のころ、交通量が非常に多くなる現象)」期間の出稼ぎ労働者向け団体チケット事前予約を開始。30人以上の従業員を擁し、5人以上の肉体労働者が在籍している企業は、事前に同じ乗車日、出発駅、到着駅のチケットを5枚以上予約することできるという。

同公司によると、2022年1月17日(月)から2月18日(金)までのチケットが事前予約可能。広州駅、広州東駅、佛山駅、東莞東駅、東莞駅、汕頭駅、深セン駅、深セン西駅、深セン東駅始発の列車と広州南、深セン北駅などの高速鉄道の列車が対象だという。(12月7日)


深センの5G普及状況

利用者は761万人

深セン市で12月6日(月)、これまで培ってきた5Gに関する知識と今後の発展について協議する「2021年IMT-2020(5G)大会」が開幕。研究・開発や製造など、様々な分野のプロフェッショナルが一堂に会し、議論が行われた。

同会では、今年10月までに深セン市で5G基地局が5万基も建設されたことが判明。また5G利用者は761万人に達したという。また深セン市は2025年までに市の全家庭で有線LANのギガビット化を目指しており、さらに重点エリアでは5Gネットワークの普及を100%にし、5G利用者を80%以上にすることを計画しているという。(12月7日)

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