今週の広東ローカルニュースを紹介

羅湖医院集団のコロナ対策
PCR検査にドローン活用

深セン晩報によると、1月10日(月)の正午、羅湖中医院から深セン市蓮塘区域のPCR検体を積んたドローンが龍岡区布吉にある羅湖医院医学検験センターに向けて出発。13分後、ドローンは無事に目的地へ到着。医療スタッフが特殊温度管理された箱から検体を取り出し、直ちに検査が行われた。
羅湖医院集団院長の孫喜琢氏は、「コロナ対策はウイルスとの戦いだ。PCR検体採取や運搬時間を如何に短縮できるかが鍵になる。1年程前からドローンを使った医学検体輸送を開始し、重要な役割を担っている」と言う。
羅湖中医院から羅湖医院医学検験センターまでの地上距離は13・5㌔で、陸路での検体輸送所要時間は約1時間となる。ドローンで空輸すると、空中距離は10・3㌔で約13分で到着できる。現在、検体を運ぶ順豊方舟のドローン機は40台で、積載制限5㌔、最大800本の検体輸送が可能だという。(1月11日)


車陂路~新滘東路
トンネル年末開通
広州市中心区交通項目管理センターは1月10日(月)、車陂路~新滘東路間トンネルの最後の建設工程が1月7日(金)に完了したと発表。トンネルは年内に貫通し、年末には開通予定だという。
同トンネルが開通すると、車陂南路から珠江対岸の広州保利洲際酒店一帯まで、琶洲大橋を迂回せずに車でトンネル内の走行が可能となり、所要時間は現在の15~30分から2~5分に短縮される。また、珠江縦断で発生していた渋滞の緩和も期待できるという。
同トンネルは広州琶洲から員村エリアに位置し、全長約2・07㌔、内トンネル区間は1547㍍。主幹道の基準が採用され、道路幅60㍍、トンネル区間6車線、制限時速60㌔となる。(1月11日)


絶滅危惧種の華南虎
双子の赤ちゃんが誕生

広東省韶関華南虎繁育研究基地で、2021年12月31日(金)の夜、2匹の雌の華南虎(別名、中国虎)が誕生した。華南虎は中国特有の品種で、主に中国南部に生息し、世界絶滅危惧種および国家1級保護動物に指定。現在全国に200頭しかおらず、全て人工飼育されている。
「中視新聞」アプリでは、24時間オンラインライブ配信を行い、愛らしい2匹の赤ちゃん虎の様子を伝えている。飼育員は24時間体制で世話にあたり、2時間毎に授乳を行っているという。
(1月11日)


新たにスポーツ施設
龍華区に誕生 深セン晩報によると、1月7日(金)、龍華区で大型総合スポーツ会館「九龍山体育公園」が一般開放を実施。2月15日(火)まで、無料で開放されているという。
同体育公園は、スポーツトーレニングを通じて、深セン市民に健康保持増進や生きがい作りを提供するのが目的。公園全体にはハイキングなどのために整備された遊歩道が設備されており、園内には龍華区最大の室内温水プールと体育館が建設されている。またそのほかにも、バドミントンコートが8面、卓球コートが6面、バスケットコートが4面、テニスコートが2面、サッカーグランドが1面、完備されているという。(1月10日)


広州の花市場
昨年より盛況に 広州日報によると、元旦より広州の「花市場」は活発になっており、昨今の状況で省外に出らない多くの市民が花屋に訪れ、多くの花を買っているという。
華南地区では古くより「金桔、胡蝶蘭、雪柳のような縁起物の花を買って、春節(旧正月)を迎える」という風習があり、春節近くになると広州の様々な場所で「花市」が開催される。関係者によよると「昨年は新型コロナウイルス感染症のため、花市場は下火になっていたが、今年は回復傾向にある。1月15日から花市場はピークを迎えると予想されているので、コロナ感染対策をしっかりと行っていきたい」と語っていた。(1月11日)

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