今週の広東ローカルニュースを紹介

深センのハイテク技術

オリンピック設備に採用

 深セン晩報は、先日開催された北京冬季オリンピック開幕式で、深セン企業が提供するハイテク技術が多数使用され、陰でオリンピック開催を支えていると報道。同開幕式は、全世界に中国をアピールし、同時に中国企業が自社を紹介する絶好の舞台となったという。

北京五輪開幕式が行われた国家体育場(通称「鳥の巣」)の舞台に設置されたLEDスクリーンは総面積1万4500㎡。うち約70%の1万㎡は、深セン市龍華の「利亜得(Leyard)」製品が採用された。さらに開幕式で地面に設置された約1万1500㎡で画面の内、約7000㎡が利亜得の製品であったという。

また、今大会では他大会では類を見ない5G完備を実現。約1万人を収容する選手村や高鉄(新幹線)などにも配備され、検温や顔認証、行程コードの登録など、様々な場面で利用された。(2月14日)


生活ゴミ排出量

1日平均量減少

 広州市生態環境局のホームページで2月14日(月)、無廃棄都市建設に向けた「試験実施方案に関する公募意見」が公示。2035年までに市全域で1日の生活ゴミ平均排出量を減少させるという。

同方案では、カーボン排出と排出経路に言及し、排出コントロール、総排出量抑制の補助制度、鉄鋼・石油・セメント・火力発電・熱電力などの重点業界における排出削減経路の模索などが盛り込まれた。また太陽光、天然ガス、水素などの低炭素エネルギー推進や、CO2排出量取引の促進、企業による自助努力の奨励も継続して取り組むことも言及されている。さらに優遇制度の申請報告、低炭素商品の認証などについても検討するという。(2月15日)


市最大の屋内スノーパーク

オリンピック追い風に盛況

 深セン晩報によると、北京冬季オリンピック熱を受けて、深セン市でも氷や雪を楽しむ人が急増。市内最大の屋内スノーパーク「世界の窓アルプス氷雪世界」では、連日ウィンタースポーツ楽しむ市民や旅行客が1000人程度訪れ、多い時は最大2000人に達するという。

氷雪世界は2000年の開業以来、来場者数が1500万人を突破。総面積は1万㎡超で、その内スケートリンクは2400㎡、ソリや写真撮影が楽しめる「嬉雪場」コーナーは4000㎡の広さがある。平均価格は平日60元、祝休日は90元。(2月14日)


2022年の春運

逆春運現象が発生

 広州日報が中国鉄路広州局集団有限公司から得た情報によると、1月17日(月)から2月13日(日)の28日間で合計1750万人の人が列車を利用し、広東省へ来訪したことが判明。また、広東省の各駅では日々平均の利用者数は83万人になったこともわかった。

鉄道関係者によると「今年の春運(春節期間の交通運輸)は「逆春運現象(都市へ出稼ぎに来ている人たちが故郷に帰らず、その代わりに故郷にいる家族が都市部に訪れること)」が発生。それにより、広東省の各駅では春節前の1月27日(木)から1月30日(日)がピークとなり、その後徐々に利用者数が減っていた」ことがわかった。(2月15日)


福田区の空中廊橋

公園を結ぶ架け橋

 深セン晩報によると、昨年末に開通した筆架山公園と深業上城を結ぶ空中廊橋は「筆架山から蓮花山公園まで、たった10分で行くことができる」と多くの市民より人気を集めているという。

空中廊橋が開通する以前は、筆架山公園と蓮華山公園の間には、彩田路、蓮華路、皇岡路、3つの道路が存在。彩田路、皇岡路は福田区の南北を結ぶ重要な交通の要所で、交通量も多く、これまで互いの公園を通り抜けるには大きく迂回しないといけなかった。だが、筆架山空中廊橋の完成により、2つの公園は結ばれ、往来が便利となり、更なる発展につながると期待されているという。(2月15日)

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