今週の広東ローカルニュースを紹介

ミラノコレクション

深セン2会場でショー開催

 イタリア、ミラノで2月22日(火)~28日(月)に「2022秋冬ミラノファッションウィーク」が開催。深センのブランド「HUI」と「ANNAKIKI」もオフラインでショーを行い、伝統とテクノロジーが凌ぎを削るデザインで、人々を驚かせた。

今回のミラノファッションウィークでは、計70余りのショーが開催され、そのうち65会場がオフラインショー、6会場はデジタルショーとなった。中国からは2ブランドが参加し、いずれも深センのブランドであった。

「HUI」の2022年秋冬テーマは「屏風の外」で、6種類の屏風を使って中国女性のパワーを表現。一方「ANNAKIKI」の2022秋冬シリーズは「POST―HUMAN CODE」。オンラインでもNFT仮想ファッションシリーズを発表し、スターやブロガーが一部着用したことで注目を集め始めている。(3月1日)


電動自転車の火災

8割が電池故障

 広州日報によると、最近、電動自転車の違法充電による火災が大きな問題となっており、火災が増加する冬から春にかけて、防火特別月間が設けられた。

広州市消防救援支援部隊によると、2021年、広州市では電動自転車の火災が308件あり、そのうち充電池故障による事故が全体の約8割を占めた。直近5年間のデータでは、第一四半期が1年で最も火災が発生しやすく、特に住宅区で、電気や火の使用による引火が起こりやすい。ある住宅区では、玄関ホールや充電場所にポスターを張って防火を呼び掛け、充電式自転車の建物内への持ち込みを禁止。また別の住宅区では、専用の停車場兼充電場所を設置し、火災事故発生がゼロになったという。(3月2日)


生活必需品、供給価格安定

違法な価格操作は取り締り

 深セン晩報によると、深セン市では近日、新型コロナウイルス感染症の影響で食料不足を懸念する市民が買い溜めに走り、一部店舗で商品が一時的に欠品。深セン市市場監督管理局は、既に供給と価格保障の措置を講じており、現在は全てのスーパーや商店で肉、卵、野菜等の必需品を安定供給しているという。

同市では、外地からの農産品輸送問題に対応するため、高速道路周辺で適切な場所を選定。非接触の緊急受け渡しおよび運輸ルートの配備を行っている。

(3月1日)


今年の広東冬季

気温低く、降水量が多め

 広州日報によると、2021年から22年にかけての冬季は、初めの2カ月は気候は穏やかで過ごしやすかったのだが、最後の1カ月で急速に冷え込み、ここ10年でもあまり経験しない「冷冬(寒い冬季)」となった。

2021年12月と1月は比較的に暖かったが、2月は一変。広東の平均気温は昨年に比べ2・8℃も低い11・9度を記録。さらに平均降水量も昨年に比べ1・7倍となる211㍉を記録。寒さをより感じさせる原因となった。

観測史上、最も寒かったのは1967年から68年にかけての冬季で、当時の平均最高気温は8・3度、平均最低気温は4・4℃であったという。(3月2日)


深センコンテナ取扱い

世界第4位となる

国際的に有名な海運業界の情報会社「アルファライナー」が「2021年コンテナ取扱量ベスト30」を発表。同データによると、深セン港は、広州、青島、天津を抑え、第4位となった。また、ベスト10のうち、7つの港が中国の港であったという。また約47%の港が中国の港であったことも判明した。

現在、深セン港では様々なプロジェクトを推進。2021年6月には南山区の媽湾智慧港が開港。同年12月8日には盐田港区東側作業区でコンテナ埠頭・第一期工事の着工が始まった。

現在、深セン市にある港には20万㌧級の超大型コンテナ船がが12艘も同時に停泊することができるという。(3月2日)

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