今週の広東ローカルニュースを紹介

盐港東立体交差点

今年末に開通予定

 深セン市交通運輸局は最近、深セン市で最も複雑な立体交差点の1つである「盐港東立体交差点」の橋梁主体結合工事が完成したと発表。これから最終調整に入り、今年末に開通する予定であるという。

盐港東立体交差点は、盐田区東港区の北側、盐坝高速、坪盐バイパス、盐龍快速(建設予定)、東港区進港路の5つのジャンクションが交わる大型ハブ交差点で全長約8㌔となっている。同交差点に新設される橋梁は16基で橋梁の全長は4・12㌔。また建設されたトンネルは5本で、トンネルの全長は全部で1974㍍となる。

同工事は2019年11月20日より開始。完成までに要した時間は962日で、7月10日(日)に主要工事の工程が完了したという。主要工程工事完了後は引き続き、トンネルや路面工事などが実施され、年末に開通する計画だという。(7月13日)


32歳配送員

熱中症でICU

 連日暑さが続く広州で6月初旬、32歳の男性配送員が熱中症のため、曁南大学付属第一医院に救急搬送されたと広州日報が報道。1カ月余りの治療により、男性は一命をとりとめたが大脳の損傷がひどく、昏睡状態だという。

病院へ緊急搬送された当日、男性は蒸し暑い倉庫で16時間配送物の仕分けを実施。男性は突然倒れ、同僚が発見した時には痙攣症状が見られ、体温は41℃もあったという。搬送された近くの病院で男性は熱中症と診断され、酸素吸入、点滴などの治療を受けたが改善が見られず、曁南大学付属第一医院に転院。同病院のICUで熱中症の治療が行われたという。関係者は重度の熱中症は死亡率が70~80%に達するので、注意が必要だと話していた。(7月14日)


小区駐車場に充電設備

将来的に100%完備

 広東省エネルギー局は最近「自動車充電設備の発展に関する提案」の回答で、年内に全高速道路サービスエリアに自動車充電機を設置すると発表。また住宅小区の駐車場にも100%設置実現を目指すことを明らかにした。

今年5月末、広東省の公共充電設備は累計18万5000基を超え、449カ所の高速道路サービスエリアで充電ステーションが建設され、カバー率96・2%となったと報告。また、今後は充電ステーションの法基準改善および住宅小区の充電ステーションの関連操作ガイドなどの策定を促している。(7月13日)


バーなどに騒音対策

最高20万元の罰金

広州市で営業するクラブ、バーやカラオケは今後、近隣住民の平穏な生活を守るため、店内などに騒音防止の措置を講じなくてはいけないと広州日報が報道。万一、措置を講じず、基準値を超える騒音を発生させた場合は最高20万元の罰金に処されるという。

広州市は2013年より「広州市餐飲場所汚染防治管理法」を施行。同法では、関係部署はレストランなどに臭気対策を求めることができ、対策を求められたレストランは厳格な排煙措置を講じなくてはいけないという。

今回、同法は改訂され騒音に対して、厳格な措置を要求。改善命令を無視し、営業を行うと最大20万元の罰金、休業命令が科されるという。(7月15日)


深セン地下鉄

敷設距離が500㌔

深セン晩報によると、2022年末に深セン地下鉄が敷設した線路の距離が500㌔に達することが判明。今後、深センは世界でも有数の地下鉄発展都市としてグレーターベイエリアの発展に貢献すると多くの人が期待している。

2021年、深セン地下鉄の1日平均乗客輸送量は前年比34%増の597万1000人を記録。地下鉄が深セン市民にとっては欠かせない生活の足となっていることがわかった。それに呼応し、深セン地下鉄は運営路線を広げ、2022年初め、深セン地下鉄の敷設線路距離(トラムも含む)が431㌔となり、全国第一位となり、今後も路線は拡大していくという。(7月18日)

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