今週の広東ローカルニュースを紹介

アジア照明デザイン賞発表

珠江に架かる海心橋に賞賛

アジア照明デザイン協会(AALD)は最近「2022年アジア・ライティング・デザイン・アワード」を発表。広州市の海心橋が室外部門で最高位の賞となる「アジアの光」に輝いた。

同アワードは、アジアにある照明デザインを賞するもの。今年のアワードでは、室内部門(建築物本体、各種建築室内空間)、室外部門(道路・橋、公園、広場)、文化・旅行部門、光芸術部門の5部門が審査され、海心橋は「アジアの光」に選ばれた。

北京清控人居光電研究院有限公司が設計した「海心橋」は、2021年6月に開通。広州初の珠江歩道橋として市民の交通に役立ち、広州の新ランドマークとして注目を集めている。同有限公司所長の王寧氏は「安全性と環境に配慮し、デザイン面では庭灯を設置せず、手すり灯で安全な明るさを確保するようにした」と話している。(8月24日)


7月の広州市場

消費回復進む

 広州市統計局の発表によると、1~7月の市全体の小売消費額は5952億9700万元で昨年比2・4%増、増加速度は1~6月と比べて0・5%加速した。

広州市は消費促進策として年末まで、新エネ自動車購入に最高1万元の助成金を給付。唯品会や盒馬鮮生などのEC企業10社は、共同でサマーセールを開催した。

また、市内では夜間の消費活動が旺盛で、7月に実施された「Young城Yeah市」ナイトイベントで、各大型モールや複合商業施設などで500余りの会場が設置された。

18~65歳の5000人を対象としたアンケートでは、地産地消を好む傾向があり、83・1%が先ず広州ブランドの購入を検討すると回答した。(8月11日)


2022ミシュランガイド

広州版5年目、星付2店増

広州日報によると、8月23日(火)、「2022年広州ミシュランガイド」が発表され、2つ星が3店、1つ星が16店、ビブグルマンが38店、ミシュランプレートが54店の計111店が選ばれた。

昨年と比べ、2つ星の数は変わらず、1つ星は2店増加、ビブグルマンには新たに8店が追加された。広州版ミシュランガイドは発刊から5年となるが、未だ三つ星レストランは選出されていない。2つ星に選ばれたのは、「江餐廳」、「泰安門」、「御宝軒」。1つ星に追加された2店は、「Stiller」と「粤菜餐廳信記回線飯店」だという。(8月24日)


電動自転車の登録

デリバリー関係急増

広州日報の調査によると現在、デリバリー用電動自転車のナンバープレート登録が多くなっていることが判明。デリバリー事業を展開する各企業が配達員に登録を行うよう要求しているのが原因で、関連部署ではナンバープレート予約が集中している。

広州交通警察によると今年に入り、赤信号無視、逆走などのデリバリー配達員による交通違反が14万2400件に到達。ナンバープレートの装着を要求していた。また企業側でも現状を重く受け止め、配達員にナンバープレート登録を命令し、今後、不定期で抜き打ち検査を行い、ナンバープレート未登録などの違反者には厳罰を行うという。(8月27日)


充電パイルの利用量

年々、増加の傾向

広東電網有限責任公司によると、7月1日(金)~8月23日(火)の夏休み期間、充電パイルによる電力充電量が昨年比354%増となる6831万㌔ワットに達していたことが判明。近年、新エネルギー車が増加しており、充電スポットの建設が急務であることが証明された。

同公司では約2億3000万元の投資を行い、都市部と農村部の充電設備の一体化を実施。今年上半期までに1912基の充電パイルを建設したという。

また同公司の関係者は「9月末までに全省の市・郷・鎮に充電パイルを建設し、どこでも電気自動車が充電できるようしていく」と話していた。(8月28日)

 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

最新号の電子版はこちらから

PAGE TOP