今週の広東ローカルニュースを紹介

南頭古城の活用保護進む

千年の歴史文化を新体験

深セン市にある名所旧跡「南頭古城」が2022年12月25日(日)、人民日報などによって開催された「第10回中国民生発展フォーラム」上で、人民の生活をより豊かにするスポットに表彰される「2022民生モデル」に選ばれた。

南頭古城は「深セン市十大特色文化街」のひとつ。1700年近くの歴史を有し、「広東省東部の首都で中国香港・中国マカオの起源」と称されている。また同古城は2019年より政府主導、企業実施、市民参加の三者モデルで改善が行われてきて、文物建築の利用保護、伝統的外観の修繕、古城の歴史文化的特色の維持、中国香港・中国マカオを起源とする文化保護などが取り組まれていた。

今回、2022民生モデルに選ばれたことで南頭古城の歴史的価値は一段と高まったと関係者は述べていたという。(1月4日)


広州平均求人月収

1万1000元超

 求人サイト「智連」は1月3日(火)、2022年第四半期の「中国企業求人給与報告」を発表。同報告によると、第4四半期、広州の平均月収は1万1710元に達し、業界別ではハイテク製造業の給与上昇速度が速く、ここ3年は高止まりしていることが判明。そのほかにも管理職や技術職などのハイスペック人材の給与が依然高く、半導体開発やマイクロチップ設計技術も高収入を得る鍵となっていることはわかったという。

全国38都市の中で高額月収上位5都市に変化はなく、北京(1万3930元)、上海(1万3832元)、深セン(1万3086元)、杭州(1万1963元)、広州(1万1710元)であった。(1月3日)


元旦休暇の深セン市来訪数

延べ123・29万人

 深セン商報は1月2日(月)、深セン市文化広電旅遊体育局への取材で、2023年の元旦三連休期間に深セン市を訪れた旅行客の数は延べ123万2900人で、観光総収入は8億2200万元であったと報じた。

そのうち、重点観光地の延べ来場者数は「世界之窓」で5万1500人、「歓楽谷」で2万9500人、「仙湖植物園」で2万7500人、「錦繍中華民族村」で1万7000人、「野生動物園」1万4300人であった。各観光地では積極的にナイトイベントを行っていたという。(1月3日)


元旦休暇の広州地下鉄

利用者、1400万越え

 広州地下鉄によると、元日休暇(2022年12月31日~1月2日の3日間)の地下鉄総利用者数は1419万8000人を記録。また1日平均利用者数は473万3000人であったという。

元旦休暇中、最も利用者数の多かった路線は3号線で、302万1000人であった。次いで2号線となり、利用者数は184万2000人になった。また利用者数が多かった駅のトップ3は「体育西路」駅、「珠江新城」駅、「嘉禾望崗」駅(53.4万)で、開通したばかりの「西村」駅の利用者数は17万6000人であった。

休暇期間中、広州地下鉄は営業時間を延長することで乗客の安全を確保した。(1月3日)


2023年春運

交通量は昨年より増加

深セン商報によると、2023年の「春運(旧正月の春節時期に交通量が多くなる現象)」は1月7日(土)~2月15日(水)の40日間で、期間中の旅行者は昨年比7・42%増の約1億600万人になると予想されているという。

関係者の話では春運期間の高速道路などの有料道路利用者は昨年比3・98%増の約7000万人、鉄道利用者は昨年比3・48%増の2540万人、民間航空利用者は昨年比66・51%増の716万になるという。これを受け広東省では、各方面の輸送力強化および、新型コロナウイルス感染防止対策をサポート。利用者が快適で安全な春運を過ごせるようにするという。(1月5日)

 

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